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次の日の午前中。
何となく眠れなかったんで、戯れに家の中を散歩する事にした、部屋から出るのはいつぶりだろう。
居間にたどり着くと、男性がソファーに座ってるのが見えた。居間のレイアウトってこんなんだったかなぁ、と記憶をほじくり返してると男性がオレに喋り掛けて来た。
「生きてたのか。」
3秒くらい固まった後、あぁ!“父親”か!と記憶が蘇った。久しぶりに会った息子に掛けた言葉が「生きてたのか。」ってどうよ?
イヤな予感がする。説教の予感がする。最悪だ。やっぱり部屋にこもってた方が平和に暮らせるんだ!みんなも部屋にこもってればいいんだ!そうすれば犯罪も戦争も減るはずだ!
「オマエは何のために生きてるんだ?パソコンで電気を消費するためか?マンガを読むためか?食べ物をクソに変えるためか?」
オレは何も言えず自分の部屋へダッシュした。
何のため?知るか!そんなの!
父親の言葉がオレの鼓膜にへばりついた、と同時にこっちの世界の未練が減った気がする。
部屋に戻り、オレは真剣に“神”の世界に行きたくなった。8割くらいは。残りの2割はネトゲーの今のメンバーと会えなくなる事の寂しさでこっちの世界に繋がっている。
試しに頭の中で無差別殺人を計画してみる。人通りの多い所に行く。何かしらの武器を人に向けて使う。
以上。
別に捕まっても問題は無い。むしろ捕まえてくれないと困る。そうしないと死刑にならない。なので細かい計画は不要。計画、実行、死刑。シンプル・イズ・ベスト。武器はネットで買うにしても、オレは金銭面では不自由な存在なので無理。家にある武器だと包丁かな?エクスカリバーとか家には無いからね。多分、包丁くらいなら家にあるよね。台所なんて全然行かないかならなぁ、あとはいつ実行。いや、いつ決心して実行に移せるか、だ。




