短編 バイタル 作者: RK 掲載日:2014/03/21 また懲りずに登校しました。 上に行ったり下に行ったり。 昇っては降りて昇っては降りて。 ピッピッと笛の音にあわせて上り下り。 激しい動きをしてはピッピッピッ。 笛の音は激しくなる。 見ている人はハラハラして見守ってくれている。 さあさあ、最後まで行けるだろうか。 上り下りも緩やかになってきている。 最後のひと踏ん張り。 走り終えた時、ピーと長い笛が吹かれて、目指していたゴールにたどり着いた。 涙に包まれて私は迎えの手を取り歩いた。 「ご臨終です」