キミの名は 2
腕の中にいるかわいすぎるモノに、クレハは、目を輝かせていた。
分からないものは分からない。
とりあえず、自分の部屋に持っていくことにする。
ベットの上に、人形を乗せて、興味津々な声でクレハは尋ねた。
クレハ「君のお名前なんていうの?!どうして僕の名前を!?」
自分が大切にしていた人形に聞くのも変に思えたが、
頭がお花畑状態のクレハは、そんなことは気にしなかった。
???「ワタシのおなまえは・・・、えーっと、ニャー・・・ニャル?・・・、ニャルル!!」
クマの人形は、なぜか困惑しながらも、元気良く名乗った。
ニャルル「クレハのことはずっとまえからしってるよ♪ワタシもあいたかったのよ♪」
少女を連想させるような声でニャルルはそう言った。
そして続けてニャルルは言う。
ニャルル「「あの子」がキミにあいたがってた!だからワタシがかわりにあいにきた!!ガオーッ♪」
陽気な声でニャルルは言った。そしてダンスを始める。
そのころクレハは・・・、高ぶる心を抑えるのに必死になっていた。
(ガッ・・・、ガオーッ!!かわいい!!)
土下座しているような形で萌え倒れるクレハ。ベットの上で愉快に踊るニャルル。
とてもシュールな光景である。