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44話:これからも頑張っていくぞ!

 それから俺達は保健室の中でホットミルクを飲みながらノンビリと話しながら過ごしていた。委員長と他愛無い話で楽しくなりながら過ごしていた。


「あははー……って、おっと。気が付いたらもう夕方だな。体調はどんな感じだ?」

「うん。もう体調はだいぶ良くなったよ。ゆっくりと休んでホットミルクも飲んだおかげだね」

「そっかそっか。それなら良かった。それじゃあ体調も戻ってきたならそろそろ帰ろうぜ。あ、そういえば委員長は学校から家までどれくらい距離あるんだ?」

「えっと、学校の最寄り駅から電車で3駅先の所に私の住んでるアパートがあるよ」

「結構近いんだな。よし、それじゃあ今日は委員長の鞄とか荷物とかは俺が持って一緒に帰るよ」

「え? い、いやそれは流石に申し訳な――」

「こら。申し訳ないなんて思わなくて良いって言ったばかりなんだけど? それに帰る途中でまた気分が悪くなったりしたら大変だろ? だから今日くらいはちゃんと頼ってくれよ?」

「あ……うん。そうだね。それじゃあ……お願いしても良いかな?」

「ん。任された。よし、それじゃあ帰ろうか。それとせっかくだし、今日は委員長の好きな三国志の話でもしながら帰ろうぜ」

「えっ、本当かい? それは嬉しいな……! うん、それじゃあ帰り道は楽しく三国志の話をしていこう!」

「おう」


 という事で俺達はそれからすぐに保健室から出て行って二人で帰路へついていった。その道中で俺達は三国志について楽しく語り合っていった。それはとても楽しいひと時だった。


◇◇◇◇


 それから数日が過ぎ去った。今日は翌週の月曜日。


「ふぁあ……ふぅ。眠いなぁ……」


 俺は目を擦りながら学校へと登校してきた。土日もやる事は特に無かったので、前島が教えてくれたオススメのドラマをずっと見て過ごしていた。


 そしたら昨日も夜遅くまでドラマを見てしまったので、かなりの寝不足になっていた。


「おはよう。大神」

「ん? あぁ、おはようっす。前島」


 そして教室に到着すると俺に声をかけてきてくれたのは前島だった。


「何だか凄い欠伸ね。夜更かしでもしてたの?」

「あぁ。前島がオススメしてくれたドラマを見てたら深夜になったんだよ」

「え? もう見てくれたの?」

「そりゃあオススメしてくれたんだからすぐ見るに決まってるだろ。土日にレンタルショップでオススメされたドラマのDVD借りて見たけど、本当に全部面白かったよ。前島が紹介してくれるのは全部面白くて最高だよ。ありがとな、前島」

「そ、そっか。まぁそれじゃあ……今度またオススメを紹介してあげるわね。ふふ」

「おう。それは嬉しいな。それじゃあ他のオススメも楽しみにしてるよ」

「えぇ、わかったわ」


 前島は笑いながらそう言ってきてくれた。それじゃあ次の紹介してくれるオススメドラマも楽しみにしておこう。


「あ、おはよー! 大神君! 前島さん!」

「ん? おう。委員長。おはようっす」

「あら、委員長。おはよう」


 そしてそれからすぐに委員長が俺達に挨拶をしてきてくれた。どうやら委員長はちょうど今登校してきた所のようだ。そしてとても元気いっぱいの様子だ。


「もう体調は大丈夫なのか?」

「うん。もうバッチリだよ。先週君と三国志談話をたっぷりと出来たおかげかもしれないね」

「そっか。そりゃあ良かった。でもこれからはあんまり無茶すんなよ?」

「うん。わかってるよ。あ、そういえば前島さんにも金曜日は色々と迷惑をかけてしまったらしいね。授業中に私は保健室に行ってる事とか、ホームルームの進行とか全部やってくれたんだよね? 本当に色々とごめんね、前島さん」

「ううん。全然よ。私たちは委員長にいつも助けられてるんだから、迷惑なんて幾らでもかけてくれて良いわよ」

「うん。ありがとう前島さん。そう言ってくれると私も凄く嬉しいよ。あ、それと大神君さ!」

「ん? 俺? どうした?」

「うん。実はさっきバスケ部の逢坂先輩に会ったんだけど、君の事をべた褒めしてたよ。あんなに良い男の子がいて生徒会が羨ましいってさ」

「え? 逢坂先輩が? はは、それは嬉しいな」


 逢坂先輩がそんな事を言ってくれるなんて嬉しい限りだなぁ。良い人柄の先輩っぽかったし、これからも何かあったら話しかけてみたい先輩だな。


「うん。だから私も言っておいたよ。大神君は凄く優秀な男の子ですから、これからも部長会議の進行役を頼んでます。なのでこれからもよろしくお願いしますってね」

「はは……って、え? 俺がこれからの部長会議の進行役を?」

「うん。休みの間に議事録を見して貰ったけど、君になら全部任せられるって思ったんだ。それに今回の件で私一人でアレコレとやっちゃうとパンクしちゃうってのもわかったし、大神君に任せれるものは積極的に任せたいなって思うんだけど……だからどうかな? 良かったら部長会議の進行役を引き受けてくれないかな?」

「そんなのもちろん引き受けるよ。それに委員長に任せたいって言って貰えるのは何だか嬉しいよ。全力で頑張るから任せてくれ」

「はは。そっかそっか。うん、ありがとう。そしてこれからは大神君の事をしっかりと沢山頼るつもりだから……ふふ、だからこれからもよろしく頼むね。大神君」

「あぁ、こちらこそよろしく頼むよ。委員長」


 そう言って俺達は改めてまた笑い合った。


 俺が高校時代にタイムスリップしてから結構日も経ってきたけど、まだまだ俺は高校生活をしっかりと楽しむには至れていない。


 だって友達はまだまだ出来てないし、勉強も中途半端だし、内申点もしっかりと稼いでいかなければならないからな……。


 まぁそんな前途多難な状態ではあるけど、過去の高校時代の頃と比べたら、今の俺は少しずつでもちゃんと良い方向には進んでいると思う。俺がちゃんと頑張れている証拠だよな。


 だからこれからも慢心することなく、楽しい高校生活を今度こそ送れるように……これからも全力で頑張っていこう!


【第二章:終】

これにて第一章、第二章は終わりとなります、ここまで読んで頂きありがとうございました。

本作品はこれにて一旦終了とさせていただきます。


他にも色々な作品を多数投稿していますので、それらの作品も楽しく読んで頂けたらとても嬉しいです。

それでは改めてここまで読んで頂きありがとうございました!

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