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27話:俺も男友達作って放課後に色々と遊んでみたい

 前島が俺の家にやって来てから数日が経過した。


―― キーンコーンカーンコーン♪


「それじゃあ今日の授業はこれで終わりだ。日直、号令ー」

「起立、令ー」

「「ありがとうございましたー」」


 そう言って教師は教室から出ていった。これで今日の授業は全て終わりだ。


―― ワイワイ、ガヤガヤ!


「今日なんか用事ある? 何も無かったら駅前のハンバーガー屋寄っていこうぜー」

「おう。良いよ良いよ。それじゃあ帰る準備するから少し待っててくれ。あ、それじゃあ前に教えて貰ったアイドルのMV見まくったからさ、今日はアイドル談義でもしようぜ」

「おぉ、それは楽しそうだなー。それじゃあ今日は永遠に語り合おうな!」


……

……


「このあとゲーセンいかね? 新作の格ゲーが出たしやりにいかねぇか?」

「おっ、いいな! いくいく! バイト代入ったから、何時間でもゲーセンで遊べるぞ!」

「マジか。それじゃあ今日は夜までゲーセンで遊びまくって、その後晩飯食って帰ろうぜ」

「オッケー、わかった!」


……

……


 ふと放課後に入ってからすぐに男子生徒達の楽しそうな声が聞こえてきた。駅前のハンバーガー屋で話しながら過ごしたり、ゲーセンで遊びまくったりするそうだ。


 俺はそんな楽しそうな男子生徒達の明るい雰囲気をじっと見つめながら、大きくため息を付いていった。


「はぁ、なんか皆青春してるなぁ……」


 俺だって男友達と一緒にハンバーガーとか食べに行ってみたいし、ゲーセンで延々とゲームをしながら過ごしてみたい。


 そんな感じの男友達と気楽な感じの放課後を過ごしてみたいもんだ。まぁそんな男友達なんて出来そうにないんだけど。俺が話しかけてもウザそうな顔をされるしな。


(調理実習の時も委員長と一緒に組んでたら皆から嫌そうな顔されてたし、俺どんだけ皆から嫌われてんだよ……はぁ)


 まぁクラスの皆からは引きこもりキモオタクとかいうレッテルを貼られてしまっている好感度マイナス100くらいの状態なんだから、それから普通の状態に持っていくのは至難の技だよな。


 だからジタバタとしてもしょうがないのでこれからコツコツと頑張る事にしよう。でもコツコツって何をすればいいかわかんねぇけどな。


(ま、何をすればいいかわかんねぇけど、とりあえず今は自分の仕事を粛々とこなしていく事にしよう)


 という事でそんな楽しそうな男子生徒達の光景を見るのは一旦止めにして、俺は委員長に声をかけていった。生徒会の雑務担当として何か仕事があるか聞くためである。


「お疲れさん。委員長」

「ん? あぁ、お疲れ様。大神君。何か用事かい?」

「あぁ、今日の……って、あれ? 何かちょっと疲れた様子だな。何かあったのか?」

「え? あー、いや実は昨日の放課後に部活棟で雨漏りが発生するというアクシデントがあってね。それでバタバタとしちゃって大変だったんだよ。先生とか事務員さんを呼ぶのに全力疾走したり、雨にちょっと打たれたりして大変だったんだよ」

「え、そんな事があったの? 大丈夫だったのか委員長?」

「うん、全然問題無いよ。今日か明日には業者さんが来て直してくれるという話だからね。だから心配は何も要らないよー」

「い、いや、俺が心配してるのは部室棟じゃなくて、委員長の身体の方なんだけど。雨に打たれたって大丈夫だったのか?」

「あ、あぁ、そっちか。うん、全然大丈夫だよ! 私の身体は頑丈だからね! だから心配無用だよ!」

「そ、そうか。まぁ委員長がそう言うなら全然良いんだけど。でも昨日は生徒会の集まりは無い日だったのに、急遽生徒に呼び出されるなんて大変だったな。委員長は皆から頼りにされてるのは知ってるけど、生徒会の集まりが無い日にも呼び出されるなんて大変過ぎるよな……」

「ふふ。大丈夫だよ。困っている皆を助けるのが私の役目だからね」

「いや、まぁ委員長はそういう困ってる人の事を放っておけないタイプだっていうのはわかってるけどさ……」

「でしょ? それなら別に良いじゃないか。あ、それで? 私に話しかけてきたという事は何か用があるって事だよね?」

「今日は生徒会の集まりの日だよな? だから、今日の仕事は何をすれば良いかって聞きに来たんだよ」

「あぁ、そういう事か。今日は校舎の掲示板に今月の生徒会便りを貼り付けていって貰えるかな? それが終わったら今日はそのまま直帰して構わないよ」

「了解。委員長は今日の生徒会の仕事はどんな感じなんだ?」

「私はこの後委員長が集まる会議に出席予定だよ。その会議が終わったら私もそのまま帰る予定だよ」

「なるほど。会議か。それは大変そうな仕事だな。何か俺に手伝える事とかあるなら幾らでも手伝うぞ?」

「ううん。大丈夫だよ。今日の委員長会議はそんな大変な会議じゃないしね。だから今日は大神君はポスターの貼り付けをしっかりと頼むよ」

「そうか。まぁ委員長がそう言うならわかったよ。それじゃあ俺はポスター貼り付け行ってくるわ」

「うん。よろしく頼むよ。ポスターは生徒会室の机の上に置かれてるから、そこから持っていってね」

「了解」


 という事で俺は一足先に生徒会室に向かい、ポスターと画鋲を持って校舎の掲示板にポスターをどんどんと貼り付けていった。


 そして決められた場所にポスターを貼り付けに行くだけなので特に困る事もなく、俺は全掲示板にポスターを貼り付け終える事が出来た。


 まぁ流石に校舎を巡る必要があったので時間はちょっとかかっちゃったけど。


「ふぅ。意外と時間がかかる作業だったな。それじゃあまぁ……今日の仕事はこれで終わったし、今日はさっさと帰るかな」


 という事で生徒会の仕事を無事に終えた俺はそのまま帰路へと付いていった。

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