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19話:委員長に案内されて生徒会室に向かう

「そうそう。生徒会だよ。内申点を上げたいんだったら生徒会に参加するのは結構良いと思うんだけど、どうかな?」

「なるほど。確かに生徒会に入ったら内申点は上がりそうだよな。でもそんな提案をしてくるって事はもしかして委員長って……生徒会に入ってるの?」

「うん。そうだよ。私は生徒会に所属してるよ。ちなみに生徒会の役職は副会長なんだ」

「あ、やっぱりそうだったん……って、委員長って副会長なのか!? そ、それは凄いな! なるほど、だから委員長っていつも凄く頼りになる感じがしたんだな」


 委員長はいつもとても頼りになる女子生徒だなって思ってたけど、生徒会の副会長もやっているなんて凄すぎる。


「あはは、そんな事はないよ。私は全然普通の生徒だよ。まぁという事でどうかな? 良かったら大神君もこの学校の生徒会に入らないかい?」

「うーん。まぁそりゃあ内申点が上がるってのは興味があるけど……でも生徒会ってそんな簡単に入れるもんなのか? 俺みたいなヤツが急に生徒会に入りたいって言っても普通は断られるんじゃないのか?」

「ううん。そんな事はないよ。生徒会は来るもの拒まずの精神だからね。だから大神君がやりたいって言う気持ちがあれば問題なく入れるよ。まぁでも生徒会長からの指名が必要になるから、生徒会長との面談は必要になるけどね」

「なるほど。生徒会長との面談か。そう聞くと何だかちょっと怖い感じもするな」

「怖がらなくて大丈夫だよ。この学校の生徒会長はとても優しい人だからね。という事でどうかな? もしもやる気があるのなら、今から生徒会長を紹介するよ?」

「そうだな。それじゃあ……あぁ、わかった。それじゃあ生徒会に入らせて貰いたいから、是非とも生徒会長に会わせて貰えないか?」

「うん、わかったよ。それじゃあ今から時間があるなら、このまま一緒に生徒会室に行ってみない? そしたらすぐに生徒会長に会わせるよ」

「あぁ、それは助かるよ。それじゃあ是非とも生徒会室に行かせてくれ」

「うん、わかった。それじゃあ私の後に付いてきてね」

「わかった」


 という事で俺は委員長の案内によって生徒会室へと向かって歩いていった。そしてそれから程なくして。


「はい、ここが生徒会室だよ」

「ここが生徒会室か。何だかちょっと緊張しちゃうな」

「大丈夫だよ。生徒会メンバーは皆良い人ばかりだから緊張なんてしなくて大丈夫だよ。よし、それじゃあ早速中に入っていくよー」


 そう言って委員長は生徒会室のドアを開けて中に入っていった。


―― ガチャッ


「ただいま戻りました。お疲れ様です。会長。それと美和ちゃんもお疲れ様ー」

「おう。お疲れさま。副会長」

「お疲れさまです。タマちゃん先輩―」


 委員長は生徒会室の中に入ると、すぐに部屋の中にいた二人の生徒に挨拶をしていった。部屋の中にいるのは三年の男子生徒と一年の女子生徒のようだ。


 そして挨拶を終えた委員長はすぐに俺の方を振り向いてきて、手招きをしながらこう言ってきた。


「さぁさぁ、それじゃあ大神君も中に入ってきなよー」

「あ、あぁ、わかったよ。それじゃあ、お邪魔します」


 という事で俺は若干緊張しながら生徒会の部屋に入ってみた。


 すると中にいた二人の生徒はキョトンとした表情になりながら俺の事をじっと見つめてきた。


「ふむ? 副会長、この男子生徒は一体誰だい? どうやら二年生のようだけど?」

「はい。彼は生徒会に入りたいと言ってる入会希望の子です。なのですぐさま生徒会室に連れてきたという訳です」

「おぉ、本当か! それは嬉しい話だな! いやー、生徒会に入りたいなんて言ってくれるなんて凄く有難いよ! 本当にありがとう!!」

「え? あ、は、はい」


 生徒会長と呼ばれた男子生徒は朗らかな笑みを浮かべながらそう言ってきた。何だかさわやかなイケメンだな。それにしても……。


「うん? どうしたのかな大神君? 何だか面を食らったような表情をしてるけど?」

「あ、あぁ、いや、何と言うか……生徒会に入りたいって言いに来ただけでこんなにも喜ばれるとは思わなくて、何だかちょっと面を食らったというか……」

「はは。そんなの喜ぶに決まってるよ。だって生徒会に興味があるなんて生徒は滅多にいないからね。だから生徒会に興味を持ってくれるだけで凄く嬉しくなるのは当然さ」

「な、なるほど。まぁ確かにそういうものですか」


 確かにそう言われてみれば生徒会って率先して入ろうって気持ちになる人は少数かもな。俺も内申点が欲しいという打算的な考えがあったから生徒会に興味があった訳だしさ。


「よし、それじゃあ早速大神君に生徒会メンバーを紹介していくね。まずは今目の前にいるこの三年生の男子生徒が生徒会長の周防先輩だよ」

「生徒会長の周防正嗣だ。よろしく。それで? 君の名前は何と言うんだい?」

「あ、はい。俺は委員長……じゃなくて、副会長の藤咲環さんと同じクラスメイトの大神修一といいます。よろしくお願いします」

「ふむふむ。君は副会長と同じクラスの生徒なんだね。という事はつまり君は副会長の友達って事で合ってるかな?」

「え? あ、は、はい。まぁ一応は副会長とは友達という感じですかね」

「こらこら。一応って何だい? 私達は立派な友達でしょ??」


 生徒会長にそう言うと、途端に委員長がジト目になりながら腰に手を当てて、俺にそう言ってきた。


「あ、す、すまん。えっと、それじゃあさっきの話は訂正して……副会長とは立派な友達です」

「うん、それで良し。でも次また同じように一応なんて言ったら泣いちゃうからね? もう大号泣して大神君にイジメられたって教室の中で言っちゃうんだからね?」

「い、いや、本当にすまんって。もう二度と一応なんて言わないから勘弁してくれよ……」

「ふふ、わかったよ。それじゃあ今日の所は勘弁してあげる事にしよう。という事で周防会長。この子はクラスメイトの大神君です。彼は生徒会に是非とも入りたいという事なので生徒会室に連れてきました」

「はは。何だか面白い子のようだね。それに副会長と仲がとても良いのが十分伝わってくるよ。よし、わかった。それじゃあ一発採用って事でこれからよろしく頼むよ!」

「え……えっ? そ、そんな軽い感じで決めて良いんですか? もっとガッツリと面接とかした方が良いんじゃないですか? 俺がどんな人かちゃんと調べなくて良いんですか?」

「はは、別に要らないよ、そんなの。副会長と友達という時点で十分に信用出来るからね。だから是非とも生徒会の一員になって貰って、これから副会長と一緒に学校をより良くしていってくれ。という事で、それじゃあ……はい!」

「え? あ、は、はい」


―― ぎゅっ!


「よし、それじゃあ改めて、よろしく頼むよ。大神君!」

「は、はい、こちらこそです!」


 そう言って俺は周防先輩とぎゅっと固く握手を交わしていった。


 周防先輩からは何というかとても良い人だという雰囲気はとても伝わってきた。見た目もシュっとした爽やかイケメンだしな。

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