第3部『Chaos Surrounding the World(世界を取り巻く混沌)』登場人物紹介
『ローダ・ファルムーン』
この物語の主人公。初めて暗黒神マーダと互角以上にやり合った騎士見習い。
漁村エドナの南に位置するアマン山での戦闘時、拾い物のナイフ・ガロウの刀と得物選択構わず、蒼白い輝きを放つ物と成し、敵を斬り裂く見習い騎士らしからぬ活躍を見せた。
ルシアが蜘蛛之糸で拘束され生命の危機に瀕した際、マーダ初対決時と同様、逆上した上での力を発現。然し彼は自分の意志を喪失しなかった。
蒼い輝きを放つ刃、加えて巨木の枝に届く人間離れな跳躍力を披露した能力の正体。
エドナ村を半壊させたマーダの輝く真空の刃。さらに宙を自由に飛び交った重力解放を不完全とはいえ、自分の物とした模様。
恐らくローダは本気で敵と渡り合う都度、相手の能力を手に入れる事が可能。これがルシアの推察である。
然し懸念材料も存在する。
本気を出す度、筋肉繊維や神経伝達等を異常に酷使するのだ。こんな戦い方を彼は今後も続けられるのか? これが候補者の力なのか?
『ルシア・ロットレン』
自らを候補者の鍵で在ると主張する美麗な女武術家。
精霊達を付与して戦う。アマンの森に於ける戦いでもその力を如何なく発揮した。
然しながらダークエルフ・オットォンの卑劣な術、蜘蛛之糸の前に心肺停止寸前迄追い込まれた。
寸での処、ローダに命を救われ増々彼の愛が加速して往くのを抑え切れない。
彼女の持つ鍵は愛と関わりあるのだろうか?
さらにルシアが聴いたローダ心の声は、一体何を意味するのか?
『リイナ・アルベェラータ』
ルシアを姉の様に慕う14歳の少女。
長く清らかな銀髪。彼女は『戦の女神『エディウス』』の司祭級。
あらゆる魔法術を全て封じる輝きの蜃気楼と、細胞分裂を超活性させ全回復を促す生命之泉。
早速、天才司祭の片鱗を見せた。
また奇跡の御業のみならず、医学分野にも精通している模様。
『森の天使』の異名は伊達でなかった。
『ジェリド・アルベェラータ』
リイナ・アルベェラータの父。フォルデノ王国聖騎士団出身の屈強なる騎士。
柄の長い戦斧を棒切れの様に扱う揺るがない強さを誇る。
ヴァロウズNo3の剣士トレノとNo5の女武術家ティン・クェンが争いに復帰するのを阻止して見せた。されどトレノとティンは、彼の妻を殺した仇である模様。
『ガロウ・チュウマ』
漁村エドナを護るResistanceのリーダー格、髭面の剣士。
赤に滾る必殺剣で非道なオットォンに我狼・櫻華を用い命からがらの勝利を収めた。
処で赤く滾る刃の正体は、そもそも一体何なのであろうか。
── マーダ(暗黒神)側 ──
『ドゥーウェン&ベランドナ』
マーダ直属の配下・ヴァロウズ2番目の学者ドゥーウェン。ベランドナにと共にローダ達を監視し続けていた。
然もローダに『俄然興味が湧いた』と敵である筈の相手に接触を試みるばかりか、情報すら流す勢い。一体何を企てようとしているのか。
『トレノ』
マーダ直属の配下・ヴァロウズ3番目の剣士。
非常に小柄で細身。繰り出される剣などたかが知れてると初見の者には映り往く存在。
鞘すら透かす蒼い光を放つ倭刀使い。
マーダの命でアマンの森にティン・クェンと繰り出したがオットォンの蜘蛛之糸攻撃に巻き込まれた挙句、ローダに救出され『興が削がれた』と一時撤退。
然しエドナ村にResistanceが集結しつつあるのを知るや否や戦場へ復帰しようと試み、本気でないジェリドに邪魔され流石に諦めた。
ジェリドを含むアルベェラータ姓とは戦地で知り合った間柄だけでなく、個人的黒星を付けられた相手らしい。
『ティン・クェン』
マーダ直属の配下・ヴァロウズ5番目の筋骨隆々たる女武術家。
同じ強さでもルシアのそれとは一線を画す。
同じ武術家であるルシアと僅かに相まみえたものの、オットォンに邪魔されロクに手出し出来ずに終わった。
『オットォン』
マーダ直属の配下・ヴァロウズ8番目のダークエルフ。
フォウ・クワットロと同じく暗黒神の神聖術に長けるもののフォウには遠く及ばない。
赤い目から繰り出す光線と相手を束縛する呪文、蜘蛛之糸等で終始相手を圧倒したが、ガロウの刃の前に敗北を喫し死亡。No8は欠番と化した。
『フォウ・クワットロ』
マーダ直属の配下・ヴァロウズ4番目の暗黒神の魔法を使える神聖術士。
マーダから女の慰みを求められ受け容れた彼女。そこでマーダ出生の秘密を知る。恐らく他のヴァロウズ達が知り得ぬ秘中の秘。彼女は今後どうなってしまうのか。
『マーダ』
やけにローダと髪の色などの容姿が似ている黒い剣士。
斬られる気が全くないのか鎧ではなく黒のジャケットを羽織っている。
ローダとルシアに敗北して以来、神すら嘲笑する態度が消え、あまつさえ人の温もりをフォウに求めた。
サイガン・ロットレンからルイス・ファルムーンと呼ばれた彼。ローダが追い求める兄は、本当に彼なのだろうか?
『サイガン・ロットレン』
白髪頭で50代後半位に見える初老の男。
コールドスリープで300年も眠り続けていたらしい。寄って実年齢と剥離がある模様。
突如マーダとフォウの居るフォルデノ城に現れ候補者はマーダであるべきといった態度を匂わす。ルシアと同じ姓を名乗る意味はあるのか。
加えてマーダをローダの兄、ルイス・ファルムーンと呼称した意図は?




