第十三話「トランプ対決」
数時間後……
優美奈「暇だなぁ……魔理沙、パチュリー、ゲームか何かない?」
魔理沙「げーむ?なにそれ、弾幕ごっこの一種か?」
優美奈は心の中で(あ、そうか、幻想郷で遊びと言ったら弾幕ごっこしかないのか)と呟く。
パチュリー「そこの本でも読んでたらいいじゃない」
優美奈「本と言っても、これ英語ばかりじゃん、私には分からないよ。トランプみたいな、もっと気楽な遊べるものはないの?」
パチュリーがそういうと、優美奈は不満をいう。
魔理沙「こんな古臭い館にあるわけやいだろ」
小悪魔「失礼な!」
パチュリー「その辺の遊びを一番知ってるのはフリカね、せっかくだし魔理沙も行ってきなさい」
魔理沙「えぇ…今、いいところなんだが」
パチュリーがそういうと、魔理沙が不満をいう。
パチュリー「魔導書を読んで今何時間経ってると思ってるのよ、頭を休ませるのも大事よ」
魔理沙「それもそうだな、気休めにはなるか」
パチュリーは心の中で(よし、これでうるさい奴がいなくなるわね)と呟く
パチュリー「こあ、案内してあげて」
小悪魔「はーい、魔理沙さん、優美奈さん、こちらへ」
こあがそういうと、図書館から出て移動する。
~フリカの部屋~
小悪魔「こちらです」
フリカ「あれ?こあがここに来るなんて珍しいね、どうしたの?」
小悪魔「あぁ、私は魔理沙さんと優美奈さんを案内しただけですよ」
フリカ「魔理沙と優美奈が?」
フリカは不思議そうに言うと、優美奈は「暇潰しにゲームをしたいって言ったらフリカが一番詳しいって」と言った。
魔理沙「私は読書の気休めだぜ」
魔理沙がそういうとユズアは心の中で(…魔理沙は恐らく、優美奈に対する首輪で来たと言う所だろうか)と呟く。
フリカ「ああ、UNOとか、チェスとか大抵は遊んだからね」
優美奈「これから私達と遊べる?」
フリカ「うん、いいよ~!ユズア兄様は?」
ユズア「大丈夫だよ」
魔理沙「よっしゃ!」
優美奈「ありがと~、何して遊ぼうか?」
優美奈がそういうと、フリカとユズアはすぐオッケーを出し、魔理沙は嬉しそうにした。優美奈はありがとうと言った。
魔理沙「私はルールさぇ、教えてくれたら、なんでもいいぜ」
フリカ「なんでも、かぁ…その返しが一番困るんだよね…」
ユズア「トランプなら一番ルール簡単だし、それできいんじゃないか」
フリカは困ったように言うとユズアは助け船を出した。
フリカ「オッケー!」
魔理沙「トラ、ンプ?」
優美奈「54枚の数字のカードと色々なルールで遊べるゲームだね」
魔理沙「ほうほう」
魔理沙が困惑するが優美奈に教えてもらい何となく分かったようだ。
フリカ「優美奈、何がしたい?」
優美奈「7並べ!」
フリカ「えっ、始めて聞く遊びだね…」
ユズア「僕も知らないな」
優美奈「あれ?知らない?じゃあ一個ずつ説明するね」
優美奈が7並べというとフリカ達は知らないという、それに対し優美奈は説明し始める。
~説明中~
優美奈「…という感じだよ」
フリカ「な~んだ、ファンタンの親戚じゃん、一瞬「え?」とはなったけどこれなら大体わかるよ」
優美奈「逆に私はファンタンを知らないよ…」