第十二話「能力調べ」
~図書館~
優美奈の前に魔法陣が発動する、するとパチュリーは驚いた顔をした。
パチュリー「なっ……これは……」
優美奈「何、どうしたの?パチュリー」
パチュリー「いや、大丈夫よ」
優美奈は疑問に思い聞くがパチュリーには「大丈夫」と言われたため気にしないようにした。
パチュリー「優美奈、あなたの能力は、想像した物を実体化する程度の能力と、勝てたらスペルをコピーする程度の能力よ」
優美奈「なにそれ、チートやん」
パチュリーは言い終わると心の中で(いや、それだけではないもっと奥に何か何かがあった…私が解けない高難易度な魔法が、モヤが……かかって分からなかったけれど……優美奈、あなたは一体何者なの?)と呟く
レミリア「パチェ?」
パチュリー「あぁそうだ、強すぎる能力に代償はつきものよ。あなたの場合は特に……、能力を酷使しすぎるといずれ死ぬわよ、優美奈」
優美奈「分かった、気を付けるよ。ありがとう、パチュリー」
レミリアが現れたとたん、思い出したように優美奈に忠告をする。
パチュリー「そういえばまだ教えてなかったわね、私の能力は、魔法を扱う程度の能力よ」
優美奈「ほへぇ」
レミリア「そうだ貴方たち……今日、泊まる場所がないでしょ?時間もほどほどだし今日は泊まっていきなさい」
優美奈「ほんと?わぁいありがとう、レミリア!」
レミリアがそういうと優美奈は嬉しそうにありがとうと言った。
霊夢「遠慮しとくわ、まだやることあるし用事あるし、明日朝くらいにまた来るわね」
魔理沙「ありがとうなのぜ、レミリア」
パチュリー「ちょ、レミィ……なんで霊夢や魔理沙も泊まる前提なのよ?特に魔理沙の場合、図書館から魔導書を盗まれるのが目に見えるから迷惑なんだけど」
パチュリーが不服そうにそういうと魔理沙が反論する。
魔理沙「違う!あれは一生借りてるだけだ!!」
パチュリー「それを世間一般では泥棒って言うのよ」
魔理沙「それに、優美奈の事を考えると放っておけないのぜ」
パチュリー「どうかしらね」
パチュリーと魔理沙の言い合いを納めるようにレミリアが止める。
レミリア「まぁまぁ、魔理沙はアレでも人情あるんだし今回は大目に見てやりなさいよ」
魔理沙「アレってなんだよ!アレって!」
霊夢「そりゃぁ、アンタの信頼を考えると、ねぇ……笑」
魔理沙「う、うるさいな」
魔理沙は諦めたのか、反論するのを辞めた。