俺達の異世界転移
処女作になります。
毎日の更新はできませんが。気ままに更新していきたいと思います。
駄文、矛盾が出てくることが度々あるかと思いますが、適度に指摘してもらえたらと思います。
よろしくお手柔らかにお願いいたします。
どこの誰が想像できるだろうか。
「勇ー、これまじでやばくないか!?」
とある学校のとある教室
ホームルームの時間
教室の生徒は皆、席についている。
異常は黒板
3Dのように投影されている渦巻きが見えている。
否、投影ではない、それは実在するのだ。それを証明するかのように、先ほどまで“そこにいた”我らが担任教諭がそこに吸い込まれたからだ。
めり込むでもなく。吐き出されることもなく。
その渦巻きの中に吸い込まれた。
悲鳴を誰もあげなかったのは、その異常すぎた現実が理解できなかったからか。
「勇!委員長!」
窓側の少年が頼りになりそうな男を呼ぶ。
勇と呼ばれた少年、活発そうな短髪に整った顔立ち。ここ日本人特有の黒髪黒目を持ち、制服を綺麗に着込んでいる。委員長と呼ばれるのはその性格からだろう。誰よりも率先して雑用を引き受け、行事などにも彼が周りを指揮しクラス一丸となれるよう働きかけてきた賜物だ。だからこそ、クラスメイトは彼を委員長と呼ぶ。
「皆!あの渦には近づくな!吉田さん!後ろのドアあかないかな!?北原!久保!田中!中西さん!前の席は危ない、飲み込まれるかもしれん!後ろにこい!」
ようやく、異常を認識できた勇は現状できることを、皆が安全に動けるよう、誰よりも大きく、良く通る声で的確な指示を席に座りながら出す。
それに従い、吉田はドアを、他四名は席から離れようとする。
が。
「なんでなんでなんでー!?」
中西が焦る。
そう、勇もそうだが、誰も席から立ち上がることがかなわなかったのだ。吉田もドアを開けようとしたが、席から立つことができず、同じように焦っている。それを認識した周りも同じように焦る。
「くそっ!?一体どうなってやがるんだ!?」
勇も状況がやはり飲み込めず焦る。
普通の高校生が、非日常に巻き込まれれば、普通こんなものであろう。
遂に誰もが悲鳴をあげ、
叫び、助けてくれと懇願する。
だが渦はなにも言わない。
ただ、そこに在るだけ。
それが少しずつ、大きくなっていることには、皆気付いていたが気付かないふりをしていた。
どうか自分のところにはこないでくれと。
いつも通りの日常を満喫させてくれと
今の生活を壊さないでくれと。
だが、時間は平等であり。
やはり渦は大きくなっている。
「いやだいやだいやだー!」
「お願いこないでー!」
と叫ぶのは、教卓から一番近い
久保、中西。
周りのクラスメイトは渦に飲まれる二人を、何もできず黙り見守る。ただ1人を除いて
「久保!中西!!どこかについても俺もすぐに行く!絶対に離れるな!死ぬと決まった訳じゃねえ!必ずまた会える!!だから」
「勇……」
恐怖からか
それとも信頼から成せるのか
先ほどまで悲鳴をあげ、絶望の表情を浮かべていた二人は、いや皆が、次の表情を見せた。
希望。
「俺達はこんな意味わからんのに巻き込まれるためにここにきたんじゃねぇ!久保は先生になるんだろ!?中西さんはOLになって金稼いで優雅に暮らすんだろ!?今は“俺がいる”。絶対に諦めるな!」
その言葉にあてられたのか、周りのクラスメイトも目に希望と野望の輝きを取り戻す。
“スキル→勇者の指揮を発動しました”
「やってやろーじゃねぇか!お前ら!」
と叫んだのは久保の後ろの席、小高。
小高は久保の肩に手を置いた。
「お前だけを先に行かせやしねぇよ!」
どこぞのアニメの台詞である。
異常すぎる日常は少年たちを一種の錯乱状態に陥れてしまったのか。しかし、その行動に周りは頷き、皆手や肩を繋ぎあう。女子は女子同士。男子は男子同士。
そして、勇は男子と女子両手に。
「俺達は1人じゃねぇ!」
それに呼応するかのように黒板の渦巻きが輝き出す。
そして渦は、大きな口のように広がり、彼等を飲み込んだ。
その日、ある高校2年生と教諭が行方不明となる。
生徒は32名。
教諭1名。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
世界は異世界に
異世界が俺達の世界に
これは高校2年の俺達が
ある日を境に異世界へと飛ばされて
成長し
学び
怒り
嘆き
悲しみ
喜び
笑う
いつか元の世界に帰れるように努力して
前に一歩ずつ進んでいく
そんな物語だ。
主人公はたぶん勇ですね。こんな指示のできる学生、今の世の中にはいませんよね。小説ならではだと思います。
早く先生が出てほしい。
でもしばらくは高校生達の非日常パートです。




