●01話 プロローグ
慣れなくて打つのが、大変です。今まで読み専でしたが、改めて今まで作品を読ませて頂いていた作者の方々に、感謝の気持ちが湧きました。読ませてくれている方々、ありがとう。くだらない作品を書くゴミ作者にもなりますが、ひっそりと隅っこにいさせて下さい。挑戦者の方(いるのかな?)も無理だと感じたら、いつでも引き返してください。
「あああぁぁっー!」
豪奢でありながら、可愛らしく設えられた室内で、かん高い苦しげな叫び声が響く。
大きな鏡の前で頭を抱えて、身悶えているのは、美しい少女だ。
「くっ……この容姿……。この……このっなめてんのか!と文句をつけたくなる名前……」
少女は3日程前に前世での記憶を取り戻した。最初は混乱した少女も、現状を把握しようと、できる限り周辺をかぎまわった。その結果──。
「乙女ゲームの世界じゃないの!」
今、正しく己れの置かれた立場を理解した。
「ふざけんなー!!」
あらん限りの大声で天に向かって叫んだところで、コンコンと響くノックの音。ギクリと一度身震いすると、手早く身なりを整え、ドアに向かう。
ドアを開けると、そこには、いつもは少女にはまるで無関心な父親の満面の笑顔。
「おめでとう。お前に王宮からお茶会の招待状が届いたよ」
(さっきの雄叫びを聞かれてたらどうしよう)という不安はすべて吹き飛んで、少女はポカンと口を開けて、間抜け面をさらすはめになった。
この話には恋愛要素はありません。少女達のお笑い友情話のバカ作品です。すみません。m(_ _)m