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第五話



「「ババア!?」」



 何という事でしょう。ミクロンと彗星王子が見たものはババアでした。



「うっ」


「ミクロン君? 何をしたババア!!!」



 彗星王子がババアに怒鳴りつけるとババアが面倒くさそうに答えた



「念動力だ馬鹿野郎。僕の事をババア呼ばわりなんて許しては置けないからね」


「念動力だと!? ババアお前一体何者だ!!」


「ううっ……くっ」


「ミクロン君!! ババー! ミクロン君を離しやがれ!」


「教える訳ないだろう? そんなに離してほしくば宇宙船の所有権を僕によこすんだな」


「この外道め!」


「ううっ」


「ほらほら! 早くしないとミクロンが死んでしまうよ!!」


「クソッ! 仕方がない持っていけい!」



 カチャッ



 彗星王子が宇宙船の動力キーをババアに投げてよこすとババアは汚らしい笑みを浮かべた



「げほっげほっ」


「ミクロン君!」


「助かった……ごほっごほっ……ありがとう」


「気にすんな。命あってのものだねさ」


「彗星王子……」



 今ここにかつてない程の熱い友情が芽生えた。彗星王子にとってのミクロン、ミクロンにとっての彗星王子は只の知り合いから親友と呼べる仲へと昇華されたのである




 ◆つづく◆





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