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むらさきひめ  作者: ハデス
第壱幕
1/49

あらすじ

しきメール。

 それは、都市伝説に語られる怪異である。

 生きることに疲れた者が、自身のアドレスに四度メールを送る。その儀式により呼び出された死なる姫は、その者を彼岸に連れていく。


 そんな怪異に逆らうアヤカシ、それが紫姫=むらさきひめである。


 生前に友人達とすれ違い、失意の内に怪異に引きずり込まれ命を失った少女、九条真姫(くじょうまき)は無念を抱えて成仏できず、それゆえに自らと同じ想いを持つ人間達を死の誘惑から護り続けていた。

 退魔刀の変化である、紫電(しでん)

 戦国の時代の死者の想念より生まれたアヤカシ、伊津真天(いつまでん)紫路(しろ)を連れとして、しきメールのようなヒトを殺す怪異と戦い続ける。


 その中で、巡り合った少女、柏崎橙子(かしわざきとうこ)

 彼女もまた無念を抱えて彷徨う魂であった。死人桜(しびとざくら)の姫として、生者を引きずり込む怨念と化していたが、真姫との出会いにより、その楔から解き放たれる。それから、彼女もまた仲間として、共に戦うようになった。


 九条真姫の死後から数年。

 彼女を慕っていた妹である沙姫は、抱え続けた哀しみを衝かれ、死の誘いに引き込まれそうになる。

 彼女のクラスメイトである城阪藤二がどうにか救おうとするものの、怪異を前に、ただの人間は無力であった。

 絶望の際に、真姫が舞い降りる。

 嘲笑う死の怪異を打ち払う真姫。

 今は滅びても、人間が死を望む限り、自分はまた蘇る。

 そんな呪いの言葉を前に、これからも戦い続けることを誓う真姫と仲間達。


 束の間、姉との再会を果たした沙姫もまた、城阪藤二と共に前を向いて生きていくことを決めるのだった。


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