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200文字小説『最低で、最高の答え』

「なぁ、たとえば食料が二つ、お前と誰かで人間が二人いたとしよう」






 隣の男が問いかけてくる。


「どちらの人間も食べなければ死んでしまう、だが一つだけではお前は満足できない。お前ならどうする?」



 しばらく考えるふりをするが、自分の中で答えはすでに出ていた。









「決まってる。…二つとも俺が食う」



 しばらくの沈黙。












「俺はうれしいよ…お前が俺と同じ、最低の人種で」





 雪山で遭難した男が二人。目の前には、たった二切れのパン。

この問い、皆さんはどう答えるでしょうか。

俺の場合、二つとも食べます。最低の答えかもしれないけれど少しでも可能性があるなら、生きたいと思っています。

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― 新着の感想 ―
[一言] うーん、やっぱり一切れずつ分けるかな…… パンの取り合いで喧嘩になれば無駄なカロリーを消費するし、二つ取られる危険性もあるわけだし。 考えさせられる作品ですね。 次もがんばってください。
2010/05/18 01:34 退会済み
管理
[良い点] テーマが明確で面白い。 [気になる点] なし。 [一言] もっと深く書けたら嬉しいが、贅沢な望みか。
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