番外編⑫ 『忍の仮面舞踏会!?女装男子vs男装女子の怪しい夜!』
任務の帰り道、蒼たち一行は、ある貴族主催の仮面舞踏会に潜入することとなった。
目的は、闇取引の証拠をつかむこと――
だが、舞踏会には「男女逆転」がドレスコードだった。
紅「えっ……女が男装で、男が女装って、蒼……大丈夫なの?」
蒼「いや、俺、もともと――」
影「問題ない。むしろ“本領発揮”だろう?」
蒼「いや違う!なんか違うぞ!」
だが、時間もなく、蒼はしぶしぶドレスを着ることに。
楓「このドレス、胸がさらに強調されてますね~♪」
蒼「だから何でわざわざ“寄せて上げて”んだよ!」
紅(でも似合ってる……かわいい……ッ///)
影(※蒼、眼福……)
舞踏会会場に潜入した4人。
蒼は深紅のドレスに仮面姿。
紅は軍服風の男装にハットを乗せて、やけに似合ってしまっている。
楓は黒燕尾服、影は全身タキシードで猫耳そのままという暴挙。
しかも誰より目立っていた。
だがその夜、事件が起こる。
情報を持つ相手と接触するため、蒼は「男役」に扮した**女装男子(実は男)**に声をかけられる。
女装男子「お嬢さん、ダンスを一曲――」
蒼「えっ……あの、それはちょっと――」
女装男子「ええい!その腰つきとふくよかさ、まぎれもなく“本物の女”と見たぞ!」
蒼「……違う意味で“本物”なんだよおおおおおっ!」
――踊る羽目になった。
しかも、意外とうまい。
蒼(あれ、俺……いや“私”って、けっこう踊れるじゃん……)
紅「……蒼、楽しそう……」
楓「紅ちゃん、顔がこわいですよ」
影「嫉妬、ですね」
紅「違うっ!私はただ……あいつが変な目に遭わないか心配なだけ……!」
だが事件の黒幕が現れ、騒ぎに乗じて乱戦に突入。
ドレス姿で戦う蒼!
燕尾服姿の楓が巨大ハンマーでぶん回す!
影がフードとタキシードを脱ぎ捨てると――そこには漆黒の戦闘ドレス!
そして紅は――
紅「蒼は、私が守る……!」
まさかの王子ムーブに、蒼は頬を染めて言った。
蒼「……そのまま、連れ去ってくれてもいいぞ」
紅「!?!?!?////」
任務は無事完了。
だが――
紅「……で、蒼、あの時の言葉って」
蒼「え?どの時?」
紅「連れ去っていいって――」
蒼「お前の王子ムーブがかっこよすぎて、思わず言っちゃっただけだって!」
紅「…………」
蒼「な、なにその顔やめてくれ!頼むって!?」
仮面舞踏会は終わりを告げ、
それぞれの“気持ち”も、仮面の奥で少しずつ動き出していた。




