番外編⑧ 『とろける混浴温泉、暴走する“愛の付与”スキル!?』
夜、隠れ里の秘湯にて――
紅「ふぅ~~~……あぁ~~しみる~~……!」
蒼「こっちもイイ湯加減……ああもう、ずっとこのままでいたい」
楓「やっぱ温泉っていいねぇ~♡ 肌つるつる~~♪」
影「温泉内、盗聴なし。視界確保。安全確認完了」
> 女子だけの極楽混浴タイム。
湯けむりのなか、柔らかな胸元がゆらりと揺れている。
そして……4人は思った。
(((なんか今日、湯……とろけすぎじゃない?)))
――その時だった。
蒼「んぅわっ!?うおおっ!?紅ぉぉ!?足絡まった!?!?」
紅「きゃっ!?ちょ、蒼、顔近っ──うわあああっ!?」
> ガシャーン!!
湯船の淵から盛大に転び、そのまま――
──唇、激突。
蒼「んむっ……!?!?(なにこれ!?やわ……あったか……!?)」
紅「……っっん……ふ……♡」
> 湯けむりの中で、しっかりと5秒以上、
密着し合った2人の唇。
熱気と湯気と肌のぬくもりが、境界を溶かしていく。
その瞬間――
> 《スキル発動:愛の付与》
“対象:紅”
“譲渡内容:胸囲(C→F)”
蒼「……!?!?」
紅「……えっ?……あれ?……なんか……」
ぽよん。
ぼよん。
紅「──えええええ!?!?ちょ、なにこれ!?!?増えてる!?重いぃぃぃ!!??」
蒼「ちょ、わたしの!わたしの胸がっ!?戻ってきてぇぇぇええええ!!」
楓「えぇぇ!?紅ちゃん……そ、それ、F以上あるよぉ!?♡」
影「……記録中。“愛の付与”スキル、物理譲渡可能確認。今後使用時、要覚悟」
蒼「覚悟ってなに!?なんでチューで発動すんのよ!?!?バグかこのスキルぅぅ!!」
紅「もうやだーっ!肩こるし!なんか蒼の視線がこわいっ!!返すっ!!返してぇぇ!!」
蒼「返し方わかんないのぉぉ!!」
――そして翌日。
紅は「着る服がない」と温泉街で号泣し、蒼は「貧乳化したくノ一」として一部で噂された。




