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第34話 軽妙な会話

リサはバスルームでお湯に浸かりながら

ブレッドと過ごした時間を

思い出していた。



指で唇に触れると

ブレッドの温かな唇が甦る。


社長室で再会したあの日から

まだ日も浅いのに

こんなに気持ちが昂っている


どうしちゃったんだろう


私って

こんなに情熱的だったのかしら



自然と笑みが溢れた。




ベッドに横になると

ブレッドからラインがきていた。



「会いたいなぁ」



思わず声を出しながら返信する。



「さっきまで会っていたじゃない

また明日会えるわ」



気持ちを文字にしながら

リサの心臓は早くなり頬は紅潮していた。



「明日まで待てない」



「何度 そうやって

女性をくどいたの?」



送った文章がおかしくて

肩をすぼめて微笑んだ。



返事を待っていると電話が鳴る。




ブレッド?




リサにしか言ってないよ


リサだけが

僕をこんな気持ちにさせる




そうなの?

私はそんなに魅力的?



リサはおどけて言った。




気付いてないの?




特別な魅力があるとは思わないし

惹き付ける容姿も持っていないわ




あぁ

たしかにセクシーじゃない




まぁ

ずいぶんはっきり言うのね

本当だから仕方ないけど




リサ




ん?




怒らなきゃ




怒る?

どうして?




男は愛する女性への

褒め言葉だけを持てばいい


批判や侮辱は口にしなくていいんだ




でも 事実だわ




それは違う


リサはセクシーに見せたくないだけだ




えっ?




そんなふうにするのは

自分らしくないと思ってるんじゃない?




ブレッドの言う通りだった。


病院勤務では

華美なメイクや服装は

するべきではないと思っている。


病気と向き合う患者さんとは

同じ目線でいたいから。




よくわかるのね




だから


セクシーに見せるのは簡単よ!って

僕にやり返さなきゃ




えっと…


それを言ったら

墓穴を掘りそうだけど…




あはは

バレたか




ブレッドったら

危ないところだったわ




まぁ いいさ

また違うリサが見られるのを

楽しみにしてるよ




もう…


そろそろ寝るから切るわよ




うん


じゃ また明日




時折見せる

リサの艶っぽい表情を思い浮かべ

頬を緩ませるブレッドだった。


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