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第3話 訪問

勢いで投稿を始めました。拙い作品ですがお読みいただけることに感謝しております。

リサの住む町から幼馴染みの元へは

飛行機に乗って1時間半。


空港に降りたリサは

少しの不安と緊張から額に汗がにじむ。



彼は私を覚えているだろうか


何の連絡もなしに訪問をして

追い返されたりしないだろうか


そう思いながら

空港の出口に来ていた。



タクシーに乗り

宿泊予定のホテルを告げる。


軽く頷いた運転手が車を走らせると

みるみるうちに

リサは車窓に釘付けになった。


リサの住む田舎とはまるで違う大都会。


遠くには高層ビルが建ち並び

左右にはいくつも車線が延びていて

アリの行進のように車が繋がっている。



やがて車はホテルに到着し

ドアマンの案内で

リサはフロントへ向かった。



手続きを済ませると

リサはフロントの女性に尋ねる。




あのう

たぶんこの近くだと思うのですが

Wという名前のホテルを知りませんか?



リサの問いに

フロントの女性が わずかに首を傾ける。




知り合いのホテルなんですが

よくわからなくて



すると フロントの女性が

微笑みながら答えた。




そのホテルなら

恐らく私どものことだと思います




えっ

でも名前が




Wというのは

当グループの名称です



ホテルの名前は

創設者の名前から名付けられ

レイモンドになったと聞いております




じゃ

ホテルのオーナーはワグナーさんですか?




左様でございます




国のあちこちにあるレイモンドホテルが

ワグナーご夫妻のホテルだったなんて



リサは驚いて声も出ない。


国道沿いによくある

MOTELを想像していたから。



1度は消えた不安や緊張が

再びわき上がる。



こんな一流ホテルの跡継ぎが

私なんかを相手にするかしら



部屋に案内されるとベッドに倒れこんだ。



たぶん

きっと


いや

間違いなく私には

会ってはくれないだろう



どうしよう

帰ろうかなぁ



でも

このまま帰っても気になるだけ


とりあえず会いに行ってみよう



そう決めて

その日は早々に休むことにした。

気に入っていただけたらうれしいてす。

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