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俺を殺しに来た天使が許嫁になったんだが……?  作者: 卯村ウト
第2章 移ろいゆく関係の末は
154/237

#154 エンゲル係数70



~バイトしている人(仮) (3)~


(“МICHEL”が“雨宮慧”を招待しました)


(“雨宮慧”がグループに参加しました)


《なんでアリスが俺のアカウント知ってるんだ?》

《教えてないはずだが》


{ひかりに教えてもらったのよ}

{べ、別に話したかったから追加したわけじゃないからね!}

{一応しておいただけよ。感謝しなさい}


《そりゃどうも》


〈アリス~!〉

〈もうアリスのバイトのこと教えちゃったけど大丈夫?〉


{大丈夫よ}

{あんな奴に知られるなんて迂闊だったわ}


《本人の前でそれを言うか》

《さっきから気になっているんだが》

《アリスはバイトをするときに学校の許可取ってんの?》


{許可?}

{なによそれ}


《知らないのかよ》

《バイトをするときは学校の許可が必要だ》


{そんなもの取ってないわよ}


《ほう》

《じゃあこのトーク内容を学校に見せれば、お前は即退学だな(笑)》


{そんなことしたらぶち殺す}


〈やめてよ二人とも!〉

〈わたしは言わないからね!〉


{ひかり~!}

{とにかく、あたしがバイトしていることは言わないでね!}

{お願いだから……}


〈もちろん!〉


《へーへーわかりましたー》

《というかさ、そもそも留学生ってバイトしていいのかよ?》

《就労ビザとか必要なんじゃないか?》

《もしかしてそこも天使の力で何とかしているのか?》


{就労ビザ?}

{そんなもの知ったこっちゃないわよ}

{あたしには有り余るほどの力があるから、そんなもの全部ごまかしているわ}


《おまわりさーん、ここに不法就労者がー(笑)》


{もし本当に言ったら粉々にしてやるわ}


〈話変わるけど、休み時間に言っていたアリスのallegroidって、もしかしてバイトのお金で買ったやつ?〉


{そうよ!}

{ようやくバイト代が貯まったから}

{貯金の三割使ったわ……}


《後の七割は食費か?》


{なんで知ってるのよ!}


《図星かよ!》

《食いしん坊そうだから適当に言ったんだが》


{失礼ね!}

{仕方ないじゃない、お腹が空くんだから!}


《はいはいそうですか》

《俺は夕食の支度があるからもう落ちるぞ》

《じゃあな》


〈わたしも、明日の予習するから〉

〈ごめんね〉


{全然大丈夫よ!}


〈それじゃあ、また明日〉


{マタアシター♪(*´・∀・)ノシ゜+。:.゜.:。+}



 次回、2022/07/12 19:00頃投稿予定!

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