次の街
シカタ一行は次の街についた。
宿を取り、慣れない旅路で疲れた僧侶を先に休ませる事にした。
次の街では、装備を買うか買わまいか、悩んでいた。
装備は一式揃えると結構高い。
盗賊「兄貴、魔物を退治して、魔物からドロップした装備品を使いましょう。」
魔物がドロップする装備品を使った方が店で購入するより、性能が良いからだ。
シカタ「しかし、いつから魔物が出るようになったんだ。フィールドには魔物なんていなかったぞ。」
ロボット「ガピー 政府が生物を乱獲して、外国から生物の輸入輸出を繰り返し生物実験を繰り返すので生態系が狂って魔物が誕生したんだっガピー」
盗賊「フィールドに魔物がいなかったのは、あっしの忍び足スキルで全員の気配を消したからでやす。あっしから、半径3m以内からは音が消えるでやす。」
シカタ「そうだったのか 私は、新聞を取らないからそんな情報は知らなかった。これも時代の流れか。」
シカタ「忍び足スキル! それで風の音も聞こえなかったんだな。」
シカタ達は、始まりの街と次の街の間にあるフィールドに戻り灰色うさぎを倒して装備品を手に入れた。
灰色の帽子四つ 灰色のコート四着 灰色の手袋四セット
これでオッケー。灰色うさぎの肉の部分は塩漬けにして携帯食にすることにした。
三人は宿に戻り、四人で食事を取った。
宿の食事は、クリームシチューとパンだった。
まろやかで美味しかった。パンも白くてふわふわだった。
また食べたい。
盗賊「そういえば、フィールドで魔術師から奪った杖 僧侶は装備できるでやすか?」
僧侶「あの杖は魔術師用なので、僧侶の私は扱えません。」
シカタ「うーん 売却するかなあ」
ロボット「念のため、持っていたほうがいいっピー」
シカタ「では、そうしよう。ロボットも食事できたのか。」
ロボット「ワタシは高性能ロボットだっピー 人間の食事も食べれるガピー」
こうして夜は更けていった。
次の街編 続きます。