第2話 友達以上恋人未満=戦友
「暖かいなぁ」
「そうだねぇ」
刀袮とヤルダバオト、現在森の中のポッカリと空いた草原の様な場所に寝転んでいた。
「なぁ、ここはどこなんだ?」
「ここはね、僕が代理様に拾われてから魔法の勉強をしたところだよ。刀袮くn「刀袮でいいよ」」
刀袮はヤルダバオトの言葉を遮って話した。
「いいの?」
「あぁ」
「でも」
「俺達はもう離れられないんだぜ。てかまあこんな言葉ゆうとは思ってなかったけどな」
そうはにかみながらも言った。
短い会話。しかも話のついでに話されたようなそんな会話。でもヤルダバオトは心が救われたように感じた。
「うん、刀袮」
「よし」そうゆうと、刀袮生きよいよく立ち上がり提案する。
「とりあえず、街か、、、村、人の居そうな所に行こうぜ」そう言いヤルダバオトに手を差し出す。
「うん」と言いながらヤルダバオトはその手を掴み力いっぱい引っ張る。
「確かこの近くには大きな街があったと思うからそこ行こうか、確かあそこは冒険者ギルドあったと思うし」
そうゆわれると刀袮は、いきよいよく聞き返す。
「ギルド?今ギルドって言ったか?」
「う、うんゆったけどどうした?」
ヤルダバオトは、少し引き気味に答える。
「いやー、どこまでもゲームとかの世界だな」
ヤルダバオトは、納得した。
「あーそうゆう事ね。それは神様たちもパク、、、オマージュしてる所もあるからね」
「今パクリってゆおうとして言い直したよね?」
「言ってないよそれより行こ」
「そうだな」
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街を目指すなか、刀袮は素朴な疑問をヤルダバオトにぶつける。
「なぁ、ヤルダバオト神達って、なんで日本語なんだ?」
「それはね、君が日本人だからだよ。」
そう言われた刀袮は正直な所わけがわからなかったから、聞き返してしまった。
「へ?」
「だから、僕の口見てみ」
そう言われても刀袮は、口元を見るとヤルダバオトが日本語を話してないのがわかった。
「うわ、ヤルダバオト日本語喋ってないやん」
そこで刀袮が気づいたのはヤルダバオトが日本語ではなく他の言葉を話しているとゆう事だ。
「うん、そうゆう事。僕が喋ってるのは神様たちと話すときの言葉。でもそれを神様以外が聞くと自分の聞き馴染みの声に聞こえるんだよ。」
「へぇー」と、刀袮は感心してるとあることに気づく。
「てか、この異世界の人って何語喋るんだ?まさか言語覚えなきゃいけないのか?」
そうなると、かなり面倒くさいと思う半面刀袮は、少し異世界の言葉にも興味を持ってしまった。
「あ、その点は大丈夫だよ、刀袮は僕の庇護下にいるからね」
「庇護下って事は加護かなんかもらえたりするのか?」
「うん、そうだね。かんたんに説明すると、例えば相手の話してることとか書いてることは、自然と理解できるよ、あと僕と刀袮は遠く離れていても会話ができるよ、あとは普通の人間よりは身体能力は高くなってるはずだよ」
「言語理解と意思伝達と身体強化かうん、悪くないな」
「因みにこれは僕と刀袮の信用度が大きく関わってるから例えば今より仲良くなるともっと強くなったりするよ。刀袮も僕もね」
「ヤルダバオトも強くなるのか?」
「うん、そうだよ。例えば神様が信者を大事にするのと同じだね。だから信者を大事にするんだよ」
「あーそうゆう事かでも信者って、他にいないのか?」
「神様にもランクがあるんだよ。僕は最下級だからねまぁ今考えれば最下級なのにワールド持ちってゆうのの時点でおかしいんだけどね」
おっとこれは地雷だったかな。
「そうか、お、あれ見ろよなんか建物見えてきたぞ」
そう言うとヤルダバオトは少し元気になったような気がした。
「ホントだよし競争だ」
そう言うが早いか行った瞬間からヤルダバオトは、走り始めた。
「うわ、ずるいぞ」
そう言いつつも刀袮も走り始める。そして気付く確かにいつもより早く走れてる気がするのに、全然疲れてない。これが身体強化か。
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「さぁここが冒険者ギルドだよ。とりあえず冒険者登録だけ済ましとこっか。」
「よし、行くか。あっそうだ聞こうと思ってたことなんだけどさぁ」そう言うと刀袮はヤルダバオトの耳に口を近づけ小声で話す。
「(ヤルダバオトが神だってバレないのか?)」
そう言われヤルダバオトはくすっと笑ったあと答える。
「そうだね。バレることはほとんどないよ少なくとも僕が神様しか使えない技とか使ったら察知されちゃうかもだけど」
そう言われは刀袮は安心する。
「そうか、ならいいんだけどよ」
そう言ったあと「じゃあ改めて行こっか」と言いヤルダバオトは冒険者ギルドの扉をいきよいよく押し開ける。
「ようこそ、冒険者ギルドへ」