第一章 第1話 序章の序章
月曜日の朝。それは不思議と人を不快にさせる。
いつもどおりの朝だが故に繰り返されると思っていた毎日は、突如として終わりを迎える。
「はぁ、今日から1週間テストかぁー」
刀袮が、そう小言を言うと、まさが自分を皮肉りながら答える。
「いいじゃねぇか刀袮、お前今回のテストでもどうせ上位に食い込むんだろ。俺なんて今回のテスト50位以下だと母ちゃんにゲーム取られるんだぜ」
まさとは刀袮の友達で成績は下の中、友達の贔屓目で見てもいいとは言えない。
「そんなの、まさが勉強しないのが悪いんd」
突如として息が苦しくなり言葉が失われ、視界が黒で覆われる。そして一秒とも一分とも思える時間の末、視界に光が戻る。
そこは何もないただただ白で埋め尽くされた空間と帽子のつばを深く被った少年がいた。
少年は顔を上げその天真爛漫な顔を見せながら綺麗なショタボイスを響かせる。
「やぁ、君が20人目最後の一人だね。いやー待ち望んだよ。だって19人目が来てからかれこれ、、、」
少年は一人でいろいろなことを語り始めたが、刀袮の頭の処理は追いついていなかった。ここは何処か?君は誰なのか?元いた場所は?そんな疑問が頭の中で、展開され、刀袮は少年に言葉をかける。
「え、あっ、あ、あのぉ」
「ん、どおしたの」
刀袮の言葉に、少年は聞き返す。
「えっと、まず、あのここはどこ?」
「あ、そっかまだなにも話してなかったね」
そうゆうと、少年は語りだした。
少年の話を説明は、不可解な点が多く、まるで何処かの宗教勧誘の様だったが少年の、話を大きく分けるとこうだ。
この世界は、神が作った事、この世界には実績があり、その実績を刀袮はクリアした事、少年自身が、地球の神である事、そして、刀袮が、実績をクリアした、二十人目最後の一人である事。
「貴方は神様を、信じますか?」的なノリで言われれば少しは面白いと感じれたかも知れないが、急に、場所をワープさせられた事や、ただ真っ白な場所を見せられている事を踏まえ、最初はカメラを探していた刀袮だが、この話を現実的に受け入れようとしていた。
刀袮が、そんな事を考えていると、少年は、独り言とは思えない独り言を、話す。
「あ、みんなそろった?」
「あーまぁそのくらいいればいっか」
何なんだ?この少年は、神と一言で言われてもわからないし、今日はテストが有るから学校に早めに着いておきたいのだ、そう思い、刀袮は少年に強めに当たる。
「おい、なんなんだ、どこなんだよここは、俺は帰れるんだよな?」
「帰れるかどうかは君しだいだよ。刀袮くん」
刀袮は知らなかった、彼の人生で一番楽しいと感じれるとは。
どうも、作者です。
「callー異世界訪問ー」第一話、お読み頂きありがとう御座います。
この、作品は自分が、初めて書いた作品なので特に第一章は、雑な面が多く見受けられたため第一章のみ解説を、出しているのでそちらを見て頂けたら幸いです。
因みに、解説版では他に登場人物、単語解説、設定等も記載してあるので、是非お読み頂けたらこの作品がより面白くなると思いますので、よろしくお願いします。
ではまた。