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8話 武器だ~!!!!

 リベル宅 アカツキの部屋


 「ふぁー。よく寝たよく寝t………あ?」


 ひんやりとした感覚。寝ぼけた目を擦り隣をよく見る。


 そこにはなんと、


 「oh………it is sword………」


剣があった。あとスーツも。


 「why!?」


 あぶねぇな!おい!お前もし俺が気づかずに寝返りうってたら、死んでたぞ!おい誰だこんなとこに剣おいたやつ!絶対許さねぇ!末代まで祟ってやるからな!


 ふう。落ち着いた。そんじゃこんなところで愚痴は止めておこう。


 よく見たら剣が二つあるな。両方とも同じ見た目っぽい。黒い柄に、黒い下地に白い薔薇の茨と赤い薔薇の花があしらわれた鞘。鞘から抜いてみると、白い両刃の刃が顔を見せる。それはとくに模様などはなく、シンプルな作りとなっていたが、どこか美しいと感じた。正直俺の好みにどストレートだ。


 「カッケェ………」


 二つの剣が置いてあった所にスーツも置いてあった。鞘と同じく真っ黒い生地に、白い薔薇の茨と赤い薔薇の花。


 「どうしてこんな物が俺の枕元にあるんだ?」


 そんな疑問を持ち俺は剣とスーツを持ったままリビングに降りた。


 








リベル宅 リビング


 「おはよう。」


 「おう、おはようって、それはなんだ?」


 俺の手元を見ながら父さんは言った。


 「ああ、これ?なんか朝起きたら枕元に置いてあったんだ。父さん何か知ってる?」


 「いや、しらnっ、いや聞いたことがある。スキルの中にキングスキルってのがあってな。最上級のスキルの総称でな。色んな業界で功績を挙げた人物の死後の魂が籠められてるって噂だ。」


 「キングスキル………それとこれになんか関係が?」


 「ああ、キングスキルってのはある条件を満たすと、その人物が使っていたアイテムが貰えるらしい。たぶんそれがお前が持っているやつだ。」


 「なるほど………」


 俺のスキルはキングスキルとわかってしまったな。ええーめっちゃ楽しみにしてたのに。まぁいいか。スキルを二つ持っている可能性もあるらしいからな。まだ楽しみがあるな。


 「それ、着てみたらどうだ?見たことない物たが、服なんだろう?それ。」


 「ああ、でもいいのかな?スキルに籠められてる人の物なんだろ?これ?なんか罪悪感があるんだが。」


 てか何でこの世界にスーツがあるんだ?父さんも知らないみたいだし。


 「スキルの持ち主はお前なんだから、お前の物みたいなもんだろ?」


 「まぁ、そうか。」


 と、言うことで着てみた。なんかよくわからんが、謎のフィット感があるな。それに着心地がいい。体が軽く感じるし、全体的な身体能力が上がってる感じがする。いいなこれ。


 「どんな感じだ?」


 「めっちゃ良い感じだ。すこぶる良い調子だ。」


 「そりゃあ良かった。剣の方は?」


 「ここで振るわけにはいかないけれど、柄を掴むだけでも、何故か覚えがある気がする。」


 「ふーん。多分それもスキルの影響だろうな。」


 「てか、母さんは?」


 「ああ、アメは昨日から一度も出てきてないぞ。」


 「一度も!?まじかよ、それ大丈夫なのか?」


 「まぁ、大丈夫だろ。魔法使いの生命力は伊達じゃねえぜ。」


 「ならいいんだけど。」


 「それよか、ご飯食べるか?」


 「ああ、じゃあ食べようかな。」

相変わらず安直なネーミング・・・


ざっくり説明シリーズ


キングスキル

生前ある分野で頂点にたったものの魂が込められたスキル。スキルのなかでは最上級で破格の性能をしており、スキルの力を完全解放すると込められている魂の人物のスキル、身体能力がスキルの持ち主に上乗せされる。このスキルの存在は神の予想外と言う噂。

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