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2話 転生トラックは本当にあったんだ!

1話に設定が大きく変わるような修正を入れました。確認をお願いします。

(ん?まだ意識がある?あっれーおかしいな………覚悟を持って死んだはずなんだけどな………もしかして死ななかったとか?え?恥っず!結構カッコつけたんだけど?誰かに救われたとか?え、有難いけど、あのまま死にたかったみたいなところもあるんだよなぁ………。しょうがない、潔く目を開けますか。)


 目を開けて最初に俺の視界に飛び込んできたのは見たことのない、美しい女性だった。


 (ホントに綺麗だな。俺の回りにこんなきれいな人は居ないはず………いや、一人だけいたな一億年に一人の逸材とか言われてるやつがクラスに。だが俺とか変わるようなことはないはず………つーか、この頭の後ろに感じる柔らかい感触はいったい………これは………太股?あれ?てことは今俺は知らない人に膝枕されている?ってことに………)


 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」


 俺は勢い良く立ち上がりその女性(推定二十代中盤)から距離をとった。


 (え!?なになになになになに!?何が起こってんの?トラックに轢かれて死んだと思ったら次は正体不明の美人に膝枕!?なにその奇想天外を積めこんじゃった♥️みたいなッ)


 俺が脳内パニックを起こしていると突然物凄い頭痛と共に、忘れていた記憶を思い出した、いや認識外に()()()()()()()()()()()()


 (そうだ、思い出した。俺はアカツキ・リベル。目の前にいる美人、アメ・リベルとこの辺境にある村の領主であるハル・リベルの間に生まれた今は三歳の子供だ。そして、それでいて黒影 暁の、前世の記憶を持っている転生者だ。)


 (よし、だんだん思い出してきたぞ。今日俺はいつものように遊んでいるとさっきのように突然頭痛を伴いながら前世の記憶を思い出した。しかしあまりの痛さにまだ三歳の精神しか持っていなかった俺は気絶してしまったんだ………我ながら物凄いテンプレな説明口調だったがお陰で現状を理解できた。)


 「あら!?どうしたのアカツキ!?もしかしてまだどこか痛むの?」


 「い、いえ、お母さん。大丈夫です。この通りもう少しも痛くありません。」


 俺はそう言いながら体を動かし大丈夫だということをアピールする。


 「そう………ならいいのだけれど………もう大丈夫なら私は行くわよ。もしまたどこかが痛むなら遠慮せずに私かお父さんにいうのよ?」


 「はい、お母さん。」


 俺の返事を聞くと母さんは部屋から出ていった。


 「よし、なんとかごまかせたな。それにしてもこれからどうするか………この世界についての知識を付ける必要はない。前世の記憶とアカツキの記憶、どちらも持っているお陰でこの世界についても良くわかっている。」


 今俺はアシュガンドという地球のある世界とは全く関係のない世界にいる。アシュガンドは地球のある世界と違い魔法やスキル、魔物など、ゲームのような事象がごく自然に、当たり前のようにあり、the異世界って感じの世界だ。そんな感じの世界なんだが………


 (なにしよう………暇だ………)


 唯一の欠点として地球のある世界との文明のさがありすぎる。娯楽がない。剣や魔法の練習をするにしても三歳という年齢はあまりにも早すぎる。普通は五歳からするものだ。もし今「剣や魔法の練習がしたい!」といったが最後両親に滅茶苦茶怪しまれることになる。


 (それは嫌だ!………はぁ取り敢えず寝るか。)


 俺は考えることを放棄して意識を手放した。

ざっくり説明シリーズ


アシュガンド

この世界とこの世界にある唯一の大陸が共通でこう呼ばれている。この大陸は完全な円形でなぜこれだけきれいな円形になっているのかは不明。真ん中で二つに別れており、右は人間界、左は魔界になっている。人間界には国がひとつしかなく戦争などはほぼほぼ起きない。魔界には魔族に分類されているいくつかの種族がすんでおり、種族ごとに国を形成している。

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