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おわり
アリは辺りを見る
壁は見えず黒
床は白くほのかに輝く
目の前にはいつの間にかいる怪しげな白いフード
「いやはや早いね」
若い成人男性の声だ
「あ!俺神じゃないよ」
明るく楽しげに
「きみ神やらない」
真剣さが感じられる
「妻と相談してからお答えします」
思わず回答した
「なるほど」
「またね」
消えてゆく
気が付けば音が聞こえる
ガッボコォメシャ
何かが撲殺されている様だ
しばらくして無音になる
行くか避けるか
思案していると
「アリさん?」
「ナナエさん」
「帰りましょう」
ナナエさんは腕を掴んで歩き出す
「直談判は」
出会えた事と素直に話せる喜び感じながら
「終わりました」
家に帰宅し
「転移便利ですね」
「ええ本当に」
ナナエさんはニコニコ
「それにしても」
ナナエさんは少しきつく
「一人で危険な所に行ってはダメですよ」
「すみません」
素直なアリをナナエは幸せそうに見つめる
10年後
「ナナエさん俺神になろうと思います」
「え」
ナナエさんは不思議そうだ
「俺ナナエさんの傍にずっといたくて」
「あきそうですね」
ナナエさんはいまいちのようだ
「そんな」
絶望で俺は地面に手を置く
「冗談ですよ」
「これからもよろしくお願いしますね」
ナナエさんは満面に微笑み
おわり




