ほよほよさん タキばーちゃんにあいにいく 3
ほよほよさんは
タキばーちゃん に あたまをなでられて
すこしだけ きげんをなおすと
ハナが まってるよ タキばーちゃん
と いいました
タキばーちゃんは
「そうだね、さっそく頂くかね」
と いとしげに モモのハナをみると
そっと てを かざしました
ふわっと モモの香りがして
きらきらとした 桃色の
うすいベールのようなものが
タキばーちゃんを つつみます
「ああ……これは、モモさんの気配だね」
タキばーちゃんは
めをつむりながら
にっこりと
わらいました
ふわり と ただよう きらきらに
ほよほよさんも そっと ふれると
ハルの うずうずするような
けはいと ともに
〝すきぇ〟
という こえ が きこえました
タキばーちゃんっ なんかきこえたっ!
ほよほよさんが
びっくりして こえをあげると
タキばーちゃんは
そうか、といって
ぐりぐりと あたまをなでました
「ほよほよさんも、一つ聞こえるようになったねぇ。嬉しいねぇ」
タキばーちゃんが めをほそめて
うれしそうに わらってくれるので
ほよほよさんも うれしくて
うんっ! と うなずきました
ジスウさん
ヒンケツにより
一回休み
フテイキ「……?」




