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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。

レズパコお馬さんごっこ

作者: ささみし
掲載日:2016/10/05

 高校の帰り。

 いつもどおり隣のユウちゃんのうちに遊びに行った。

 ユウちゃんの家は、父子家庭でお父さんの帰りが遅い。

 縁あって、お父さんが帰るまで、わたしがユウちゃんと一緒に遊ぶのが日課になっている。


「マコちゃん、お馬さんごっこしよー」


 ユウちゃんが、わたしに飛びついてきた。


「お馬さんごっこ? なんだろ、馬跳びのことかな?」

「ううん、お馬さんごっこだよ」


 お馬さんごっこなんて、もっと小さい子の遊びじゃないだろうか。

 いくら低学年だからって、小学校で流行っているとも思えないけど。


「お馬さんごっこかあ。わたしあんまり力ないから、ユウちゃんが乗ったら潰れちゃうかも」

「乗らないよー?」

「乗らないの?」


 お馬さんごっこって言ったら、大人が四つん這いになって子供が上に乗る、あの遊びじゃないのかな。

 ユウちゃんに聞いてみると、やはり四つん這いになれという。

 やっぱり格好は同じなんだ。一緒に走るのかな?

 どんな遊びなのか、気になりつつも、ユウちゃんの言うとおりにした。

 後ろでユウちゃんの動く気配がする。

 なんだ、やっぱり乗るんじゃないの。

 わたしは、ユウちゃんの重さに耐えるべく、お腹に力を入れて、その瞬間を待った。


「いくよー」

「はーい。どうぞー」


 ユウちゃんの手が腰に着いた。……ユウちゃん痩せてるから大丈夫だよね。


 ぱん

 

 お尻を叩かれた。

 え、どういうこと? 走れっていう合図かな。

 反応に困っていると、また


 ぱん


 叩かれた。


「……ユウちゃん?」


 ぱん


 尋ねた瞬間、また叩かれた。


 ぱん、ぱん、ぱん


 何度も続いた。

 さすがにわけが分からなくなって後ろを振り向くと、そこには自分の腰をわたしに打ち付ける、ユウちゃんの姿があった。

 えっ、なに?


「ちょ、ちょっと? ユウちゃん、なにしてるの?」

「お馬さん、ん、ごっこ、だよーっ!」


 一生懸命に腰をぶつけながら、ユウちゃんが答えてくれた。

 いや、そうじゃなくて。

 ……お馬さんごっこ?

 この体勢って……もしかして、交尾……?


 ぱん、ぱん、ぱん


 わたしが考えている間も、その行為は続いた。


「ゆ、ユウちゃん、わたしの思ってた、お馬さんごっこと、ちょーっと、違うかなーって」

「そうなの?」


 やっと止めてくれた。

 わたしはユウちゃんに、わたしの思っていたお馬さんごっこというモノが、どんなものであるかを説明した。


「うん。じゃあやってみるー」


 やるんだ。意外にも乗り気だね、ユウちゃん。

 わたしは……やれるか? やれるのか、わたし。

 ふたたび四つん這いになって待機。


「いいよー。乗ってみて」

「よいしょ」


 腰にユウちゃんの体重がかかる。

 うん。いけそう。

 そう思ったわたしが甘かった。

 腰から背中へと、ユウちゃんが移動するにつれて、わたしの背中がエビ反り状態になっていく。


「お、おもっ……。ごめっ、ユウちゃん、ギブ、ギブ!」


 これ以上はやばい。腰やっちゃう。

 自らの肉体の限界を悟ったわたしは、ユウちゃんに白旗をふったのだった。


「マコちゃん、大丈夫?」


 ユウちゃんに心配されてしまった。

 幸い、大事には至らなかった。


「うん、大丈夫だよ。わたしが自分の身体を過信しすぎただけだから……」

「かしん?」


 きょとんと首をかしげるユウちゃん。かわいい。


「ねー、マコちゃん、またお馬さんごっこしていい?」


 お馬さんごっこ(ユウちゃんバージョン)か。


「うーん、いいけど……。あの遊び、どこで覚えてきたの?」

「テレビでね、お馬さんがやってたの」


 動物番組かあー。そうね、やるよね、交尾。


「そっかー、テレビかあ。……お父さんとやったことある?」

「うん。でも、お父さんはだめなんだって。好きな人としなさいって。だからマコちゃんとするのー」


 説明を逃げたな、あのお父さんめ……。

 ユウちゃんは父子家庭だから、お父さんがしっかりしてくれないといけないのに。


 ぱん、ぱん、ぱん


 楽しいのかなあ。これ。


 ぱん、ぱん、ぱん


 いつまでやるんだろう。


 ぱん、ぱん、ぱん


「はっ、はっ、あっ……」


 ユウちゃん?

 まさか……。


「はあ、はあ……」


 腰が止まった。と思ったら、息を荒くしたユウちゃんが、わたしにのしかかってきた。

 ユウちゃんの身体は、いつもより熱いみたいだった。


「ゆ、ユウちゃん? どうしたの……?」

「んー、疲れちゃったー」


 あー、そうだよねー。お姉さんわかってた。わかってたよー。


「そっかあ。じゃあ、お馬さんごっこは終わりにしよっか。次は、なにして遊ぶ?」

「ううん、まだだよ。こんどはマコちゃんがするの」

「えっ」


 衝撃の発言とともに、ユウちゃんは四つん這いの体勢をとった。

 わたしが……、ユウちゃんに……あれを、しろと、おっしゃいましたか。


「えー、っと。わたしはちょっと、やめておこうかなあ」

「だめ。マコちゃんの番!」

「うーん……。ほら、ユウちゃん小さいから、わたしがする方だと、ちょーっと、やりにくいかなって」

「……マコちゃん、ユウのこと、好きじゃないの……?」


 うつむいて、今にも泣き出しそうだ。

 えーっ、それはずるいよ!?

 そういえば「好きな人と」っていう設定ありましたね!

 それもこれも、お父さんの発言のせいじゃないか! ぐぬぬ……。


「そ、そんなことないよ。わたしユウちゃん大好きだよ。うん。や、やろうか……」

「きてー。はやくはやく!」


 そ、そんなに急かさないでよ。

 覚悟を決めて、わたしはユウちゃんの後ろにしゃがみ込む。

 膝立ちになっても、高さがあわない。

 仕方がないので、ユウちゃんの上に覆いかぶさるようにして、床に手をついた。

 あー、うん。

 ……すごく、犯罪っぽいです。


「マコちゃん、はやくー」

「う、うん……」


 ええい、やったれー。


 ぽふ


 ユウちゃんの腰、というかおしりに、わたしの腰をあてる。

 体重差があるので、加減しないとユウちゃんが転んでしまいそうだ。


「マコちゃん、もっと強くして」

「こ、このくらい?」


 ぽん


「もっとー」


 ぱん


「うん。それでいいよー。もっとしてー」


 ぱん、ぱん、ぱん


 わたしは、ユウちゃんの言うままに腰をひたすら振った。


 ぱん、ぱん、ぱん


 結構、疲れるな、これ。


 ぱん、ぱん、ぱん


「ふっ、ふっ、ふっ」


 息が漏れてきた。

 しかし、動きを弱めると、ユウちゃんからダメ出しをされるので、気が抜けない。

 一分くらい続けただろうか。

 身体があつい。汗もでてきた。

 もう、何をしているのか、自分でもわけがわからなくなっていた。


 ぱん、ぱん、ぱん


「ふっ、ふっ、んっ……」


 なんか、変なところに当たって……。

 このまま続けると、ちょっとやばいかも……。



「ただいまー」


 ガチャッ、と部屋のドアを開けて、ユウちゃんのお父さんが入ってきた。

 ちゃんと鍵掛けてたはずなのに、……夢中になって気づかなかった!?


「お前ら……なにしてるんだ……?」


 わたしたちの姿を見て、お父さんのネクタイを緩める手が止まった。

 ぽたり。

 わたしの顔から、汗がしたたり落ちた。


「お馬さんごっこ!」


 ユウちゃんの元気な声だけが、静かな部屋に響いた。

レズパコがもっと増えますように


↓つづき書きました

レズパコ2 なまけものさんごっこ

http://ncode.syosetu.com/n4757do/

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― 新着の感想 ―
[良い点] なんじゃこりゃ~??!
2016/10/05 22:10 退会済み
管理
[良い点] ドキドキした ギリギリセーフだと思う(女性同士だから) [気になる点] 無し [一言] 私は「非日常 アシストランス」を書いている厨二作家です。10ポイント入れました。 これからも頑張って…
2016/10/05 21:37 退会済み
管理
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