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終わったならまた始めればいいじゃないか  作者: 朝倉新五郎
最強を目指して
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9話 それかよ!

「さぁ、そろそろ場所を変えるぞ、一箇所に長居はできん。荷物をまとめ全軍北へ!」

フルグリフ伯爵が指令すると、簡易テントやその他のものが片付けられ馬車へと積み込まれた。


整列はしていないが、装飾の施された甲冑の剣士か騎士が50人程度、

無骨な甲冑の剣士が100人程度、その他雑兵と思われる剣士が100人程度

あとは魔法団と呼ばれていたローブの者達が50人程度、総勢300人位のようだ。


『しかし何をしに行くんだ?目的聞いてなかったな、ま、良いけど』

「あー、確かアニメかマンガであったな、この数だと小さな町の攻撃か。いや、ダンジョンも考えられるな」

オサムが思った事を口に出してしまった。


が、誰も聞いてなかった。



『大体アニメだとこういうのを受け入れられずにバカみたいにパニクるんだよな、

あれを見ててストレスがクソ溜まったわ、訳の分からねぇ事が起きても即座に順応しろよってーの。

キャラ毎に性格作る必要は有るんだろうけど、そういう奴から何も出来ずに死んでくんだよなぁ

俺はそういうの見てムカつくからバカみたいにパニクらないだけか?俺が異常なのか?』

オサムが自問自答していたが、進軍が始まった。

 

『しかし、昔の戦争もこんな小部隊なのかねぇ?攻撃力は魔法があるからいいのか?』

「考えるのやーめた。まず動いてからだな。とりま、やられる前にやるだな。」


「足手まといにならない程度に順応すっか」

オサムは以前見たマンガかアニメの登場人物程馬鹿ではなかった。


「よし!今日中にダンジョンの入口まで行くぞ!」

フルグリフ伯爵が言った


『あ、やっぱダンジョンなのね、りょーかいしました♪』

「ダンジョンで何するんですか?」


「人探しだ。」クリューズと呼ばれている人が答えてくれた。


『あれか、ダンジョンに入ったままでてこない人とかの救出ね、多分だけど』

「行方不明の人が中に?」と聞くとすぐに「そうだ、6名。我が主の末の弟君が含まれる。」

と言うとそれっきり黙ってしまった。


「えーと・・・」

『まあ良いか、それ以上は軍事機密ってやつだろうし、そのうち分かるさ』

オサムはそれ以上訊くことはなく、集団と共に歩いた。

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