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終わったならまた始めればいいじゃないか  作者: 朝倉新五郎
最強を目指して
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8話 異世界デビュー

オサムはクリューズとかいう、恐らく貴族階級から装備一式を渡された。

「すっげぇ、本物だよ」とはしゃいだが


クリューズは

「早く着替えておけよ」とだけ言うと、とっとと部隊に戻っていってしまった。


オサムは

「いや、これどうやって着るんだ?」と試行錯誤しながらそれなりの形にした。

そして腰に吊り下げた剣を抜き、まじまじと眺め

「やっべ、マジで剣だコレ」あとは短剣だが侍のように2本刺しには出来ない。

しばらく悩んで左胸に柄を下に向けて固定した。

「確かアメリカの特殊部隊がこうやってナイフをつけてたな」という朧げな知識だ。


「しっかし、戦争かー、命懸けってことだよなぁ、ま、いいけどね」

オサムがぼそぼそと呟いていると


「ほう、なかなかの剣士っぷりだな?皆に紹介するからこちらに来い、オサム」

フルグリフ伯爵がオサムの肩をポンと叩いた。



「皆の者、こやつはアキバ・オサムという者だ。

野盗に襲われたらしいが我が領土内での出来事ゆえ私が責任を取り従者とする。


戦闘は出来ぬが雑用を行ってもらうことにした。」



『戦闘無しか、そりゃ人を殺せって言われても出来ないもんな』

「秋葉オサムです。よろしくおねがいします。」

『多分お辞儀じゃないな』と考えて頭は下げなかった。


目が醒めた時に入ってきた女性剣士が腹立たしそうな顔をしたが放っておくことにした。


それより派手なリュックはこの姿に似合わない、中身だけ何かに入れとこう。

「フルグリフ伯爵、荷物を持ち歩きたいのですが、入れ物はありませんか?この革のポーチだけでは入り切らないのですが。」

オサムが脱いだ服とリュックをみせた。


「ん、背嚢があるのでそれを使え。クリューズ、クリューズ!背嚢をもってこい」と先ほどの貴族っぽい人が革でできたリュックを持ってきてくれた。かなり大きめだ。


「えーと、まずズボンにシャツと上着か。あとはパスポートに財布、携帯、カギ・・・」

オサムは次々に入れていき「ん?何だこのペンダント?」と言いながら首に下げた。



「フルグリフ伯爵、ありがとうございます。準備整いました。」

『何の準備かわからんが、とにかくこの世界で生きるしか無いか』

オサムは腹を決めた

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