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終わったならまた始めればいいじゃないか  作者: 朝倉新五郎
最強を目指して
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66話 4人の守護者

 オサムはビーツとクライアンを呼びつけ、マジックバッグの中身を全て見せた。

 二人はしばらくの間何も言えず固まっていたが、やがて

 「これほどの素材とマジックアイテム、一体どうすれば入手出来るのですか」

 まずビーツが訊いてきた。

 

 「戦っているあいだにいつの間にかだな、使えそうな素材は有るか?」

 オサムが訊き返した。


 「かなりあります、しかしわからない物が多いのは確かです、試しても?」

 今度はクライアンが言った。


 「かまわん、何をどれだけ使おうと問題無い、試してみてくれ。」

 オサムは答えた。


 「では二人が使えそうなものをマジックバッグに入れて持って帰ってくれ。」

 「強力な装備とアイテムが必要だ。4人分。」

 オサムは

 「あと、1000万枚ずつ銀貨を渡しておく。これは口止め料と考えて欲しい。」

 そう言って銀貨の入ったマジックバッグを二人に渡した。


 二人はそれで気がついた。

 「私ら二人共エリトール様に命を握られているのですね」


 「出来ればお前達を斬りたくはない、それゆえの1000万枚だ」

 オサムは脅しているつもりは無いが、脅迫には違いない。


 「承知致しました。この腕と命、エリトール様のものと考えていただいて結構です」

 ビーツは笑顔でそう言った。


 「私も、お預けします。」

 クライアンも続けた。


 「すまぬな、本当はこのようなことはしたくなかったのだが。」

 オサムが言うと

 「事情がお有りなのでしょう?先程からエリトール様の言葉に覚悟が見えます。」

 ビーツが言い、クライアンが頷いた。


 「では、最高のものをご用意致します。出来上がりましたら届けますので。」

 そう言い残して二人はマジックバッグを持って出ていった。


 しばらくしてリムルが部屋に入ってきた。

 「先程のお二人に何か大切な頼み事を?」


 オサムはその言葉に

 「うん、リムルが邪魔だったわけじゃないよ、安心してね?」

 「秘密のアイテムを作ってもらうんだ、これでモンスター退治が楽になる。」

 そう言ってリムルの心配を取り除いた。



 そして、スロヴィア王国、クイント王国と一月の間に2箇所でモンスターの襲撃があった。

 オサムは3人を鍛錬に集中させるため、あえて一人で始末した。


 「またあの法衣を着た奴が居たな、何者だ、一体」

 オサムには謎が解けなかった。

 

 しかし、3人はロードナイトとして順調に成長していた。


 「もう少しだな」

 オサムは目の前の3人のレベルを確認して

 「今最高の装備を作らせている、インペリアルセイヴァーにしか扱えぬ代物だ。」

 

 

 オサムは換金所の儀式の間の者に確認していた。

 騎士やロードナイト、インペリアルセイヴァーの転職レベルだが、

 騎士は剣士レベルを50まで上げればナイトかパラディンに成れる。


 しかし、ロードナイトやドラグーンになるには

 ナイトかパラディンのレベルを99にする必要が有るらしい。

 そしてインペリアルセイヴァーになるには・・・


 剣士からのレベルを全て99にする必要が有るということだった。


 幸いなことにクイード達はオサムを見習って全て99で転職している。

 あとはロードナイトのレベルを99まで上げればインペリアルセイヴァーと成れるのだ。



 そして、その時が来た。

 3人がアレシャルの塔に通いだして約二月、ロードナイトの99レベルとなった。


 オサムはクイード、タキトス、ハンビィを連れて儀式の間へと向かった。


 最初にクイード、そしてタキトス、最後にハンビィが儀式を受け

 インペリアルセイヴァーに成った。


 オサムは

 「どうだ?」と3人に訊くと

 

 「神々の声が聞こえました。神聖な声が」

 そう答えた。


 「では自分と他の者を見てその強さを知れ。」

 オサムが言うと


 「インペリアルセイヴァーです、なんですかこのステータスは?HPが20万を超えています」

 と言葉を詰まらせた。


 オサムは

 「それが最高位の戦士だ」とだけ言った。


 「ご主人様の言葉の意味がわかりました、では100回、塔を攻略してきます」

 とクイード達が言うので


 「まずは装備からだ、専用のものを作らせた。」

 オサムが屋敷の自分の部屋に3人を連れてきた。


 「甲冑はサイズ以外全て俺のものと同じだ、剣は15本作らせた。」

 そう言ってオサムは3人に見せた。


 「クイードとタキトスは両手剣だったな、10本有る。好きなものを選べ」

 「ハンビィは二刀流だな、5本ある、使え」

 とそれぞれに甲冑と剣を装備させた。


 「余った剣は2階に作らせた倉庫に入れておく、全て使って良い」

 オサムは続けて。

 「ではクイードから、アレシャルの塔で自分の強さを確認してこい」

 と言うとクイードは

 「はい」と静かに言い残して屋敷を出ていった。



 3人がそれぞれ100回アレシャルの塔を攻略し終わったのは約一月後だった。

 「よし、皆レベル20だな。事実上お前達に勝てる相手はここに居る者達だけだ」

 

 「しかし、驕るな。お前達3人を相手にしても俺は勝てるのでな。」

 穏やかにオサムが諭したが、その必要はなかった。


 「力には責任が伴います。我等はご主人様のように世界を守るためのみに剣を振るいます」

 3人がオサムに跪き忠誠の誓いをあらわした。

 

 「そうか」とオサムは嬉しく思い



 「では、この世界を守りに征くぞ」と4人は屋敷を出た。


第1章完とします。

続きは2章となりますので引き続きお読み下さい。

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