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終わったならまた始めればいいじゃないか  作者: 朝倉新五郎
最強を目指して
32/105

32話 強き武装

 武器屋に向かいながらオサムは

 「えっとな、リムルは何故侍女をしているんだ?」と訊ねた

 リムルは

 「私には父母が居ませんので、身の寄せどころが無かった時にさっきの換金所でお城の侍女を募集しているのを見て13才から働かせて頂いています。」


 「冒険者になろうと思ったことは?かなりの稼ぎになるのはさっき見ただろう?」

 オサムが不思議に思って尋ねると

 「私には冒険者の資質が無いのです。換金所で鑑定してもらいました。」


 『そういうことか、魔法団も庶民だと言っていたが、生まれついての資質が必要なんだな』

 オサムは得心を得た。


 そうこうしている間に武器屋に到着した。

 オサムは店中の剣を手に取りじっと見てみた。

 マインゴーシュLv1アタック5ディフェンス5

 クレイモアLv15アタック50剣士

 ファルシオンLv1アタック10

 ツヴァイヘンダーLv15アタック40剣士

 グラディウスLv1アタック15

 フランベルジュLv25アタック60剣士

 バスタードソードLv15アタック40剣士

 とオサムは見ていき、店のカウンターの奥に飾ってある剣を見た

 ドラケンソードLv50アタック120騎士

 ブラッククレイモアLv30アタック95騎士

 レイデンソルブLv65アタック158騎士

 フォールアクスLv70アタック180剣士Lv30騎士

 レイブンブレイドLv60アタック145騎士


 なんとなくオサムはわかった気がした。

 試しに店主に

 「そのレイブンブレイドを取ってくれるか?」と訊くと

 店主は

 「お客様のレベルでは装備出来ませんがよろしいですか?」と答えが帰ってきた

 

 『やはりな、この店主は客の職業とレベルが見えている。』

 と、店主を見ると、Lv40、商人HP620と見えた


 「いや、装備できぬ剣は要らぬ、俺にお薦めがあるなら3本選んでくれ、店の奥に置いてある剣でも構わん。今銀貨1000枚持っている」

 とオサムはハッタリを使い、待っていた。


 店主は少し考え、店の奥に入って3本の剣を持ってきた

 「夜叉のカタナ、グレートソード、デレルドライヴです。」

 オサムはそれを一つずつ確認した

 夜叉のカタナLv30アタック70剣士 付加スキル 闇の剣撃

 グレートソードLv35アタック70剣士

 デレルドライヴLv40アタック90剣士 付加スキル ハヤブサの舞い

 

 「よし、夜叉のカタナとデレルドライヴ、それにバスタードソードとフランベルジュ、クレイモアを買おう。幾らになる?」と言うと店主は計算し始めた


 「5振りで合計銀貨630枚になります。」


 「内訳は?」と聞くと

 「バスタードソード、フランベルジュが銀貨50枚、クレイモアが銀貨30枚、夜叉のカタナが銀貨200枚、デレルドライヴが銀貨350枚です」

 オサムはそれを聞いて

 「よし買った。品物は城に届けてくれるか?俺はアキバ・オサム・エリトールだ」

 と言った時

 「あ、伯爵様の筆頭騎士になられたエリトール様ですか、店を閉めてからになりますがお届け致します」

 

 「では、支払いを済まそう」と背中のリュックから革袋を出し、ザラザラとカウンターに銀貨を出していった。」一緒に数えるか?と言おうとした時


 ザラッと店主が銀貨の山を分け、あとは指でちょいちょいと自分の山に入れた。

 「まずはその銀貨を革袋に仕舞って下さい。私の計算ではこれで丁度630枚のはずです」

 そして 

 「30枚の山を21個作りましょう」とまた手のひらでザラザラと分けていった。

 店主は

 「これを数えて下さい」と言ったので数えることにした。


 リムルも手伝い数えたが

 「ぴったり630枚か、それは商人のスキルか?」とオサムは店主に聞いた

 「そうです、もう剣士での冒険はやめて商人になりました。レベルは40です


 「そうか」とオサムは言い「お薦めの防具店はあるか?」と店主に尋ねた

 店主は

 「そうですね・・・ここをまっすぐ南に行った「ラウル防具店」が良い品を置いています」

 

 「そうか、感謝する。」と言って隣の鍛冶屋に入った。


 すると

 「これはこれは、エリトール様、今日はどういった御用で?」と訊かれたので

 「剣の1本位は出来上がって居るかと思ってな、どうだ?」

 オサムが訊くと

 「1本は仕上がっております、見られますか?」と言われて

 「そうだな、見ておきたい」

 と、オサムは答えた


 「少しお待ち下さい、持ってまいります」と言い残しビーツは奥へ入っていった。


 「これになりますが」と鞘を含め拵えが終わった剣を持ってきた。


 オサムはそれを抜いて見ると

 ダークブレイブLv40アタック200騎士 付加スキル 闇の剣撃 ダウンブレイク となっていた。

 「これは魔剣だな、然るべき支払いをする。剣の銘はダークブレイブか、銘は自動で決まるんだな」」と鞘に収めてビーツに返した。


 ビーツは

 「どういうことでしょうか?」と聞いてきたが

 オサムは

 「この剣ダークブレイブに追加で銀貨400枚を支払う」と言って鍛冶屋を出た。


 顔をしかめて道路に立つオサムにリムルはオロオロとしていた

 「エリトール様?どうかなされましたか?」とリムルの声が聞こえてやっとオサムは思案の中から出てこれた。

 

 「心配させちゃった?また?けど大丈夫、これは考えているだけだから、ね?」

 とオサムは自分の肩より小さいリムルの頭を撫でた。


 「じゃ、防具屋に行って、その後家具屋に行こうか?」とリムルに言った

 「確かこの南だと言ってたな?リムルは分かるか?」街モードで話したがこれは意識していなかった。

 リムルは

 「わかります、ラウル防具店ですね?何度か使いで行きましたので」

 まだ心配そうにオサムを見ていた。

 それに気付き

 「そっか、じゃ、案内して?可愛いリムルちゃん♪」といつものオサム語で話した。


 

 「ここかぁ、ラウム防具店」と言いオサムはずかずかと入っていった

 「いきなりですまぬが、軽くて丈夫な鎧はあるか?」と唐突に店主に聞いた。

 店主はいぶかしい顔をしてカウンターから出て

 「ウチの商品は全て一級品ばかりですよ」と答え


 「見たところ、騎士様ですか?」と訊かれたのだが

 リムルが

 「フルグリフ伯爵様の筆頭騎士であるエリトール様です」と先に答えてしまった。


 『どうしたんだ?リムルちゃん、ストレスためちゃったかなぁ』とオサムは思った


 「エリトール様でしたらこちらのフルプレートアーマーは・・・」と店主が言い掛けたが

 「冒険者用で頼む。軽く丈夫で動きやすいものだ」とオサムが遮った


 「すまぬな、儀礼用のフルプレートはもうあるのだ。今は一冒険者として来ておる。何かあるか?」

とオサムは店主を見て言った

 

 ステータスが出ない、店主は普通の商人のようだった


 「でしたらこちらのハーフプレートはどうでしょう?革鎧の一部に鋼をかぶせてあります、少々重いですが、動きやすさと防御力を備えています」

 「所々の重要な部分を防御出来る造りとなって居ます。」

 店主が言うと


 「それは良いな、で、他には?」と店主に訊くと


 「スケイルアーマーかチェインメイルを所々に配置したハーフプレートアーマーもございます。」

 店主が手のひらで

 「こちらになりますが」と見せられた鎧は使い勝手が良さそうだった。

 

 「兜はあるか?ハーフタイプで良い」

 リムルがそれを聞いて

 「そんな傭兵のような兜などエリトール様には・・・」と言ったが

 

 「それではこちらはどうでしょうか?」と持ってきた兜がさっきのハーフプレートアーマーに似合いそうなので


 「試着しても良いか?」と訊くと

 「どうぞ、その平服でしたらそのまま着込めると思います。」と店主が答えた


 

 しばらくしてリムルの助けを得ながらオサムが試着を済ませた

 「これは動きやすいな、革鎧と対して変わらぬ。兜も視界が広い、これを貰おう、幾らになる?あと、荷物になるので城に届けてほしいのだが。」

 オサムが言うと

 「それは銀貨100枚でどうでしょう?兜を含めてですが」と店主が答えると


 「高いです、せいぜい銀貨50枚でしょう?初級装備にプレートを打ち付けただけで鍛冶師が作ったものでは無いではないですか」

 オサムはリムルがこういう場で怒るところを初めて見た。


 『こういう強気な面もあるんだなぁ、リムルって怒らせるとこうなるのか』

 などと考えていたが。こんなところで時間を潰しているヒマはない。


 「ということだが、銀貨60枚でどうだ?また買いに来るぞ?」とオサムが言うと

 「エリトール様は浪費が過ぎます、ここは銀貨50枚で譲れません」

 リムルはどうしても譲らないようだった。


 「わかったわかった、ではこうしよう、この鎧と兜は銀貨50枚。次に買う時はオーダーで作ってもらう。それには相応の金額を出す」

 オサムは腹芸が得意ではなかったが、落とし所は間違わない。


 「わかりました、では銀貨50枚で。店を閉じてから城にお届けします。エリトール様」

 はっと店主が気が付き

 「エリトール様ですか?伯爵様のお命を救ったという・・・」


 『面倒くさくなりそうだな、さっさと済ませよう』オサムはそう考えて


 「いかにもエリトールだが、気にするな。先程の条件で頼んだぞ」

 と銀貨50枚を置いて店を出た。


 「リムル・・・怒っているのか?」とオサムが訊くと

 「いえ、エリトール様の知らないことにつけこんで、あまりにも吹っ掛けて来ましたので」

 リムルは言うが

 「俺のリムルはやわらかな女性であって欲しいんだ、我侭だとは思うけどお願いね?」

 とオサムに言われてリムルの機嫌は一気になおった。


 「エリトール様の私ですか?とても嬉しいです」とリムルは言い

 「あ、申し訳有りません、エリトール様の侍女程度の私が・・・」と言い終わる前に


 「俺のリムルちゃんだよ?俺の大好きなリムルだ」とオサムが言った。

 それで完全に機嫌が治ったようだった。



 「それで、俺の用事は済んだんで、家具を見に行こうか」とオサムはキョロキョロと見回した。

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