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終わったならまた始めればいいじゃないか  作者: 朝倉新五郎
最強を目指して
30/105

30話 この世界の知るべきこと

 次の朝、9時にリムルに起こされた。

 「伯爵様がお呼びです。クリューズ様もいらっしゃるそうです。10時にと言われてました」


 オサムは目をこすりながら

 「んー・・・全回復だぁ~」と伸びをしながらベッドから起きて服を着替えた。

 リビングに行くと

 「あれ?ここに放り出してあった鎧とかどこにやったっけ?」リムルに尋ねると

 

 「エリトール様がお眠りになられた後片付けさせていただきました。」


 「そうなの?リムルちゃんゆっくり眠れた?働きすぎなくていいよ?」

 オサムが言うと

 「侍女の仕事ですので、それに、あの・・・エリトール様のお部屋のベッドは寝心地が良かったですからきちんと眠れました。」と答えた


 「そっか、なら良いんだけどさ、えーと剣と鎧はどこ?」とリビングを見渡した。


 「あちらの窓の横に掛けてあります。」と言われたので見るといつもの状態で飾られていた。


 「ちょっと待っててね」とオサムが言い、サーベルを手にとって見てみた。

 『刃こぼれは無いな、ブロードソードは見る必要はないか』と考えていると


 目の前にボワッと何かが浮かんで見えた。

 「ん?Lv1?アタック10?何だこのステータス」次にブロードソードを見ると

 「Lv1アタック20?武器ランクか!?」と驚いた。

 レイピアを見ると

 「Lv1アタック5となっていた。」

 

 「あ、リムルちゃん、伯爵閣下の部屋って知ってる?」と尋ねると


 「ご案内します。」と言われた。


 オサムは時計を見て「まだ時間があるな」と呟き

 「リムルちゃん、今日も街に出るよ?侍女服じゃなく前に買った服の中から選んで着替えてね。」

 と言うと書斎の方に入った

 

 ノートを開き、昨日のことを思い出せる限り書いた。

 武器のことも書いて置くことにした。 

 このことはクリューズに聞けばいい。


 『そう言えば剣を買う時にクリューズはじっと見ていたな、さっきみたいに見えてたのか、

Lv1の武器なら俺でも装備できる。というより使いこなせるとわかってたんだな?』


 一通り書き留めて、書斎からリビングに戻った。


 リムルが

 「もうすぐお時間です、伯爵様の部屋へご案内いたします」と言われ、部屋を出て伯爵の部屋へと向かった。


 リムルがノックし

 「伯爵様、エリトール様をお連れしました。」と言うと


 「オサムか、入れ」と部屋の中から伯爵が答えたのでオサムは重厚な扉を開けて入った。


 そこにはクリューズが居り、伯爵の机の前に座っていた。

 「オサムも座るがよい。」伯爵に言われ

 「失礼します」とクリューズの隣の椅子に座った。


 伯爵とクリューズはオサムをジロジロと眺め

 「昨夜、城外へ出たそうだな。」伯爵に言われた。


 「はい、剣の腕を鍛えようとモンスターを相手にしていました。」

 オサムは答え


 「そうか、まだオサムには早いと思っておったが、レベル21の剣士になっておるな?成長が早すぎるが一体何をした?」その言葉にクリューズも頷きオサムをじっと見た。


 「ゴブリンを相手に戦って居ました。ボスらしきゴブリンが現れたのでそれも倒しました。」

 と言うと

 「簡単に言いおって、オサムよ、無茶はいかんぞ?ただ、今のお前のレベルならば城から少し離れても問題は無いが、間違ってもダンジョンには入るな、時期は私とクリューズが決める。」と言われた


 「お主ならもう私とクリューズのレベルも見えるだろう?」と言われ、まず伯爵を見た

 「レベル36剣士 HP798ですか。クリューズは、えーとレベル52、パラディン!?HP2874?」


 「見えるか、ならば良い。クリューズは剣士レベルを50まで上げて守護騎士となった。私はこういう立場ゆえモンスターとはほとんど戦わずに来たのだがな。この調子でどんどん強くなれ、オサムよ」と言われ

 

 「はい。」と返事をした


 「一つ言っておく、もう知っているかもしれんが武器にも装備レベルがある。

そのレベルに無いものが持つことは可能だが使いこなすことは難しい、本来の威力を出し切ることは出来ん。

これを忘れるな。そしてこの地図を渡す。我が領地の大体のレベルが書かれておる。」と地図を渡された。


 「ありがとうございます、無理をせず腕を磨きます。」オサムはこの世界の事を知った


 「もう手持ちの武器ではオサムのレベルには合わぬだろう。

もう一度武器屋に行き自分の目で見て買ってまいれ。

銀貨30万枚、まだお主の手元には全部は渡しておらぬが、相当な物も買えるであろう」

 伯爵は大きな革袋を取り出し、どしゃりと机に置いた。

 「5千枚。当面は困らぬ額だ。あと、モンスターが落とした石が有ったと思うが、この城の真下にある換金所にて換金してこい。この世界をもっと知れる。」


 「そうそう、オサムの屋敷に水を引きたいと棟梁が言っていたが、フロ?とか言うものを作るらしいのぅ、出来上がれば私にも見せよ。」

 と言われてオサムは嬉しくなり


 「閣下を最初にお招きします。恐らくお気に召すと思います。」

 にこりと笑って

 「では早速、換金と武器屋に行きたいのですがよろしいでしょうか?」

 と言ったが


 「大事なことを忘れておりました、侍女のリムル・シャッセの件ですが、私の部屋の一室を彼女の部屋にしようと考えて居ります。必要な家具などを運び入れて問題無いでしょうか?」と伯爵に訊ねた

 

 「それは問題無い。あの侍女は既にオサムが雇うオサムの侍女じゃし、近くに侍らせるのが良かろう。」

 そう言われてオサムは安心した。


 「それでは閣下、失礼いたします。」と言って席を立った。


 部屋を出た時にリムルが立って待っており、心配そうに

 「昨晩のことで伯爵様がお怒りになられたのですか?」と聞いてきた。


 「いや、逆に褒められたよ、リムルは心配はいらないからね?あと、正式にリムルの部屋に家具を入れる許可を頂いたし、街に出かけて武器を買い直すように言われたので今日の昼から買いに行こうか」

 ポンポンとリムルの頭を軽く叩き、伯爵から渡された銀貨の袋を見せた。


 それを見たリムルは

 「エリトール様、もう無駄遣いはなさらないでくださいね」


 「そうだね、でもリムルの物も買うよ」とオサムは笑った。



 「朝飯がまだだったね、部屋で一緒に食べよう。リムルの分も一緒に持ってきてね」

 とオサムは冒険がまだ続いていることを知り、ワクワクしていた。

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