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終わったならまた始めればいいじゃないか  作者: 朝倉新五郎
最強を目指して
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29話 強き騎士となるために

 オサムは周囲を警戒しながら歩いていると、突然目の前にステータスが表示された。

 「なんだこれ?俺のステータスか、HP25、MP0、剣士Lv1?」

 『ガチゲームだな、あの門をくぐるか城外に出ると冒険者として登録されるのかな?フラグがわからん』


 HP以外のステータスを閉じて、道からそれて草原に出た。

 『マップポータルは無いだろうな、普通に歩くか』と考えていると


 遠くに赤い目をした小さな人型の生き物が見えた。

 「ゴブリン・・・かな?」と近づいていくと、その生き物の上にステータスが浮かんだ。モンスタータイプとHPゲージだ。


 「やっぱゴブリンか。HP15ね、さて、やりますか」と向かっていった


 サーベルで一閃「ザク」っという肉を切る感触が手に伝わり

 「リアルだな、やっぱ」とオサムは戦闘態勢を取り続けた。


 今の攻撃で7ポイントのダメージか。敵のステータスを見てわかった。

 オサムは腰から楯を取り、左腕に装備した。

 「おらぁ!」と再度斬りつけるとゴブリンは光り出しその光が散った。

 その光の跡に例の光る石と回復薬が落ちていたので拾って腰のポーチに入れた。

 「ドロップアイテムね、銀貨や金貨は落ちない。と」当たり前っちゃあ当たり前だな。


 次は2匹現れた。

 ダメージも確認しとくか。と1匹のゴブリンを倒し、もう1匹のゴブリンの攻撃を楯で受けた。

 HPが1減った。


 「そういうことね」と、次は直接攻撃を受けてみた。するとHPが4減った


 「大体わかってきたぞ」とそのゴブリンを倒し、ステータスを閉じた


 数十匹のゴブリンを倒し、ステータスを見ると、剣士Lv5、HPは最大値が90になっていたが現在HPは20のままだった。

 「レベルアップで全回復はしない、と」と、回復薬を飲んだ。

 体に力が溢れ、ステータスはHP90の満タンになっていた。


 「ステータスボーナスは職業で自動割振りみたいだな」ゴブリンを最初に倒した時のようではなく、一閃で倒せるようになっていた。

 「ストレングスが上がってるんだな?」実際に力が上がっていることに気がついた、装備が軽く感じる。


 「じゃまだまだ行きますか!」とゴブリンを倒しまくった。途中頑丈なゴブリンが居たがステータスを見忘れた

 「おもしれぇ!おもしれぇよこれ!」

 オサムのゲーム脳がフル回転していた。


 「ん?あれは」と見たら先程の頑丈なゴブリンのようだった。周りに10匹程の色違いのゴブリンを従えている。

 「フィールドボスってやつか、面白い、面白すぎるぜぇ!」と叫びながらオサムは向かっていった。

 自分のHPステータスを見ながら周りのモブゴブリンを叩き切っていった。

 「あとはボスだけだぜ!」と切りつけたがかなり固い。何度か切りつけたが敵のステータスはあまり減らなかった。

 「クソ、サーベルじゃ無理かよ」サーベルを収め、背中のブロードソードを抜いた。


 一閃、二閃と切りつけるとサーベルでの攻撃よりダメージが増えた。

 「そういうことかよ・・・」オサムは回復薬を2本飲んだ。HPが全回復し235となっていた。

 更に切りつけ、5分以上の戦闘でボスを倒した。回復薬も残り少ないし時間もかなり経っていた。


 「よし、今日はここまでだな、帰り道で敵を倒しつつ戻るか。」と城塞への道すがら更に50匹程を倒して門にたどり着いた。


 「はぁ、体は全然疲れてないのに精神的に疲れているようだな。この状態もそのうち分かるだろう」と門を通り城へと帰っていった。


 途中で自分のフルステータスを見ると「剣士Lv21、最大HP524、最大MP40、特技ウィンドソードLv2」となっていた。

 「なんだよ、伯爵の剣技ってこれじゃねーの?」とわかった。



 「ただいま~」まぁ誰も居ねーだろうけど、と自分の部屋へ戻った。

 「疲れたぁ~!」と言うと

 「ご無事でしたか!エリトール様!」とリムルが駆け寄って来た。

 「あ、リムルちゃん、部屋に帰ってなかったの、待っててくれた?」オサムが言うと


 「当たり前です!心配で・・・心配で心配で・・・ずっとお待ちしてました、こんなにボロボロになって・・・」

 『あ、泣きそうになってる、かなり心配掛けたな』


 「ごめんね、リムルちゃん、心配させて」


 「無事なら良いんです、無事なら」とスカートを握りしめていた。


 「えっと、こんなんでごめん。でもかなり強くなったよ俺」と同時に腹がぐぅ~っと鳴った

 「なんか食べ物とかあるかな?」

 

 「あります、あります、お戻りになられた時のために料理長に頼んであります、すぐお持ちします」

 リムルは走っていった


 『いつもは走ることなんて無いのに、よっぽどだったんだ、悪いことしたなぁ』

 オサムは武器を起き、鎧を脱いで装備をすべて外してその辺に転がして、椅子に深くもたれかかった。


 「とは言え、1日で21レベルか、ボスを倒した事が大きいんだろうな」


 「お持ちしました、召し上がって下さい」

 リムルが戻ってきた。


 「エリトール様、こんなに散らかして、お疲れになられたんですね。」


 「うんうん、体はピンピンしてるのに、精神的にかな?疲れたんだろうなぁ」

 オサムは持ってこられた食事を急いで平らげようとしていた。


 「あの、エリトール様、もう少しゆっくりと召し上がられては?」

 リムルに言われたが

 「えっと」と時計を見て「もう夜の10時だろ?リムルちゃんの寝る時間削っちゃったしさぁ」

 オサムはそう言ったが、食事の手を止めて

 

 「そうだ、リムルちゃんは伯爵閣下から聞いてる?今城付きの侍女じゃなくって、俺専属になってるって?」

 前の食事の時に伯爵と話した件だった。

 「はい、私はエリトール様の専属侍女ですが?」

 どうやらリムルは知らないようだった。


 「あのね、今のリムルちゃんは、伯爵閣下が雇っているんじゃなくて、俺が雇っている事になってるんだよ。

だから、侍女部屋?だっけ、あそこに戻る必要はなくて、この部屋に居て良いんだ。わかった?」


 リムルは

 「えっと、伯爵様からお給金を頂いているのではなく、エリトール様からということですか?」首を傾げた


 「うん、そういうこと、だから、明日閣下に言ってリムルちゃんの部屋をここに作るよ。」

 オサムが言うと


 「え!?寝起きはエリトール様のお部屋でということですか?」

 とリムルに訊かれたので


 「そうそう、俺が雇ってる俺専属の侍女だからね。リムルちゃんが俺とずっと居るのが嫌なら考えるけどさ」

 オサムはまた食事をしながら話しだした。

 「そんなことありません。でも・・・部屋を一ついただくというのは・・・」

 リムルが言ったが

 「奥のベッドルームが空いてるでしょ?そこに必要なものを運べばいいよ」

 オサムは指差して言った


 「よろしいのですか?侍女の私などにエリトール様のお部屋をお貸しいただくなどと」

 リムルにそう言われたので

 「いいよいいよ、使ってない部屋だし、近くにリムルちゃんが居たほうが俺も助かるし」


 「夜もね?」と意地の悪い返事をしてリムルの様子を見ようとした。


 やはりリムルは真っ赤になり

 「は、はい、わかりました。」とうつむいてしまった。

 オサムはその様子を見て楽しんでいた。

 

 「はぁ、食ったー!回復薬じゃ腹が膨れないんだもんなぁ、HPは回復するのに」


 「じゃ、悪いんだけどこれ片付けたら、この部屋に戻ってきてね?侍女部屋から荷物を運ぶなら手伝うよ」

 オサムが言うと


 「いえ、荷物はほとんどありませんので、部屋に寄ってからこちらへ戻って参ります。」



 リムルは何故か楽しそうにワゴンを運んでいった

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