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終わったならまた始めればいいじゃないか  作者: 朝倉新五郎
最強を目指して
15/105

15話 はじめてのダンジョン

 前衛がまず階段を降りていった。

 その時、カキン!と階段から音がして

 「出ました、モンスターです!」前衛組から大声で報告が入った。


 『げ、安全地帯はここまでか』オサムは思った


 縦列隊形に近いが人数が人数である、最初の戦闘は何の被害もなく終わった。


 

 オサム達が続いて降りていったが、スケルトンらしき影が消えていき緑に光る石がカツンと音を立てて落ちた。

 よく見ると7つ程落ちている。


 クリューズがそれを集めて紋章の描かれた袋に入れていった。

 オサムが不思議そうな顔をしていると

 「一定時間が過ぎるとあの石がまたモンスターに戻るんだよ、だからこのグランパープルの袋に入れる。」

 そして

 「持ってないのか?」と訊かれて「はい」とオサムは答えた。

 クリューズが

 「予備が有るから使え」と、そのグランパープルの袋をオサムに放り投げた。



 「閣下、どうやら死霊の迷宮らしいですね。となると、剣士を全面に押し立てて神聖魔法の使える魔法士を前衛に組み入れましょう。レイスが出てくると厄介です。」

 クリューズが進言した


 伯爵は

 「スケルトン、グール、レイス、ファントム、リッチーあたりか、ドラゴンの迷宮よりはマシだが、スケルトンドラゴンが主だろうな。」


 クリューズは

 「はい、レイン様のパーティーには強力な神聖魔法士が居りますし、前衛もパラディンでした。恐らくどこかの階で足止めされているのではないでしょうか。」


 

 一連の話をオサムが聞いており

 『モンスターとか神聖魔法とかパラディンとか、もうヨダレが出そうでたまらん』状態であった。

 

 

 すると前方でまた戦闘音と怒号が響き、魔法らしき閃光も見えた。


 伯爵はマッピングの担当者に

 「ガースよ問題無いか?」と聞き「今のところ正確に計測出来ております。このコンパスというものは至極便利で助かります。」そう言ってオサムを見

 「良いものを持っていらっしゃったな、エリトール卿」と言った


 『え?は?俺オサムじゃなくもう既にエリトール卿なの??』

 オサムは少し偉くなった気がしたが

 「役立つのでしたら持ってきた甲斐があります、ガース殿」と答えた



 どうやら前方で分かれ道に当たったようだ。前衛は二手に分かれて捜索を行うことにしたようだった。

 「少々お待ちを、レンデルフ、来い」と二手に分かれた前衛に一人ずつ付いて行った。



 10分もしないうちにクリューズは前衛と共に帰ってきた。

 「モンスターは数匹居ましたが、行き止まりでした。レンデルフの方へ向かいましょう」

 そう言うと護衛団と後衛に命令し、もう一つの道へ進みだした。



 しばらくして先行していた前衛から斥候兵が伯爵の下へやって来た。

 「前方に左右の分かれ道があり、レイン様の隊の足跡らしきものは右へと続いていました。

このまま足跡を追い続けますが、足跡のない方は無視してよろしいでしょうか?」

 と伯爵に訊くと

 「無駄な時間を掛けて全体を調べるより確実な方を選んで進め」と命じられた。


 斥候兵は

 「はっ!」と言うなり走って戻って行った。

 


 前衛から20mくらい離れているだろうか、魔法士のデイライトが少し遠くに見える。

 オサムが

 『モンスターを直接見る事は無いのかな?』と思いながら進んでいくと

 幾つ目かの階段を降りたときに急に景色が開けた。

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