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終わったならまた始めればいいじゃないか  作者: 朝倉新五郎
最強を目指して
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14話 騎士の紋章そしてダンジョン

 この1日色々あったが朝が来た。

 どうやらこの世界は朝食と夕食の1日2食のようだ。

 その代わりに行動開始の時間は遅い。午前の10時くらいだろうか、パンとジャムが配られた。


 『ブランチってやつかな?これ食ったらいよいよダンジョンか』

 「んー、このジャムも美味いな」オサムは目の前のパンを平らげてしまった。


 

 「全軍集合!」昼前にクリューズが号令をかけた。

 「馬車及び装備の見張りとして剣士50名、魔法士10名を残してダンジョン捜索に入る。」

 すると伯爵が

 「恐らく2~3日になると思うが、これだけの人数が居れば最下層まで行けるだろう。」と続けた。


 クリューズはダンジョン前に残る組とダンジョン捜索組に手早く分けた。

 立場的に伯爵の軍の将軍はこの人だな?とオサムは考えた。



 ダンジョンに入る前にオサムは伯爵に呼ばれた。

 「オサムよ、騎士の儀式は城に帰るまで出来ぬが、本日よりエリトール家を継げ。

男子が生まれず当主不在となり断絶した騎士の家だ。我が領内でも屈指の家柄ゆえ貴族階級扱いとなる。

あと、エリトール家の紋章の腕輪を作らせたので左腕につけておけ。」


 『ちょっともうわけわかんない、エリート騎士の家を継ぐんですか?貴族ですか?』

 流石にオサムといえども1日の間にイベントが多すぎてパニック寸前だった。



 しかしパニックにはならないのだが。



 「わかりました、閣下のおおせのままに」これであってたかな?アニメだとこんな感じだったはず。


 

 高さ50m程度のピラミッドダンジョンだが、どうやら最上階あたりから入るらしい。

 『エジプトではなくマヤのピラミッドに似てるな、階段で上るのか・・・』

 

 250名に及ぶ集団が頂上付近に集合した。


 「前衛隊100名入れ。続いて閣下と護衛団、後衛隊100名は護衛団に続け。」

 クリューズが命令すると、まず重装備の集団が50名程と軽装の弓兵、それに魔法士20名が入った。

 「続いて護衛団。」と言うと

 比較的装飾の多い甲冑を着た者達と伯爵、クリューズ等が10名程度の魔法士と共に入る。

 「後衛は我々に続け!」


 全部隊がピラミッドに入っていった。



 しばらく螺旋階段が続きその後大広間のような場所に出た。

 「エターナルライト!」と数人の魔法士が明るい球体を出し、大広間の全体が見渡せた。


 「どうやら階段が四隅に有るようです。」前衛隊の隊長らしき大男が伯爵に報告した。


 「マップを作成しつつ1つ1つ階段を降りて行くぞ」

 

 伯爵の近くでマッピングをしている軽装兵が大広間を歩き出した、どうやら歩数で距離を計測しているようだ。

 「30メルト四方ですね。昨晩閣下からお借りしたこのコンパスとやらを見る限り、各辺が正確に東西南北を向いています。地上の4辺も正確に東西南北で80メルト四方でしたのでまだ地上部分かと。」


 「どの階段を降りますか?」クリューズが伯爵に尋ねたが逆に「どの階段がよかろう?」と聞き返された。


 クリューズは

 「デイライトの使える魔法士1名と重装兵5名付いてこい」と言い、4隅の階段を確認に向かった。


 帰ってくると

 「あちらの階段に何者かが降りた形跡が、恐らくレイン様達だと思われます。」と報告した


 それを聞いて伯爵は

 「ではまずそこからだな。」と指示した。

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