lover
曖昧な愛
焦れったい夕焼けを挟んで
手のひらで包んだ朝陽
君は見ていない月
なだらかな愛情
そんなものは持ち合わせてなくて
擦れっ枯らしの愛
君は私のどこが好き
答えられない質問を並べて
愛情の精査
君は及第点
疑えばきりがない夜に
安堵はしない
忘れたいがために眠る
どこまでも一緒にはなれないふたり
さよならが安らぎ
でも安息はいらない
激流の中で翻弄されたい
自らの意思で踊り出した果てに
終焉を嗅ぎ付けた潮騒
返してはくれない波
のまれていく夢に
支配されてく身体
私はいっそのこと純白になり
忘れてしまいたいぐらい君が好き