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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

Supplement Addict

作者: 片桐龍雄

30代にもなると女は落ち目。

そんなことは周りから言われなくても分かっている。

それでなくとも、子どもを一人生んでからは女としてではなく、母としての期待や役割が大きく伸し掛ってくる。

旦那は私のことを見向きもしないし、仕事を離れた私は毎日をただの子守りや家政婦の様に過ごしている。

それは私にとって、とても退屈で窮屈な日々。

今日もいつもの様に旦那を仕事に送り出し、掃除と洗濯…少し落ち着いたら、子どもを連れて散歩と買い物…

一体、私の人生は何なのか?

キャリアウーマンとしてバリバリ働いていた頃の私はどこへ行ってしまったのか…?


最近では、化粧もしない。

全くしない訳ではないが、薄くファンデーションを塗り、紅を引く程度である。


さあ、今日もいつもと同じ一日の始まりだ。

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