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Web小説コミュニティの腐敗

掲載日:2026/03/05

前回、私はWeb小説そのものに潜む「暗い真実」を語った。

今日は、**コミュニティそのもの**に潜む暗い真実を語る。話すべきことは山ほどある。さっさと本題に入ろう。


---


## 第1部:AI


この時代、AI作品は常に炎上と議論の中心だ。

「ランキングに載る」「賞を取る」「一日に何話も更新する」――文句は尽きない。


だが、問題はそこじゃない。


問題は**読者**だ。

低品質で、どう見てもAIっぽい文章でも、読者は平気で読む。

カジュアル読者のハードルは、そこまで低いのか? テンプレじゃない作品よりAIの量産品を選ぶのか?


### なぜ読者はそうするのか?


理由は二つ。


一つ目。Web小説界隈は**炎上で回っている**。これは自然現象だ。人間はドラマが好きだからな。

私の前回のWeb小説投稿だけでも、ホラー作品より遥かに見られた。


読者は、AIが大量の駄文を吐き出しているのを見ると「気になる」からクリックする。

惹かれているのは内容じゃない。**論争そのもの**だ。

鉄則がある。「人は問題に参加したがる」。


二つ目。AIが比較的マシに書けるものがある。

それが**テンプレ**だ。


### なぜテンプレはAIに向いているのか?


テンプレとは、要するに**使い古された要素の組み合わせ**だからだ。

試してみればいい。AIは「オリジナリティと品質で勝負する作品」より、「テンプレ作品」のほうがずっとそれっぽく書ける。


そして読者の基準は低い。

読者はWeb小説サイトに品質を求めて来ていない。求めているのは**安心感**だ。

低品質のAI作品でも、読者が欲しがる現実逃避を与えられれば、平気で支持される。


だからAI作品は賞を取れる。ランキングにも載れる。人を苛立たせられる。

理由は単純。**基準が低い**からだ。かなり低い。


AIは漫画やアニメでは同じように通用しないことが多い(例外は見たことがあるが)。

だがWeb小説は参入ハードルが低すぎる。だからAIは“作家のフリ”が成立する。


ただし、品質と独自性を前提にした長編では誤魔化せない。

AIは長い物語の文脈維持が苦手で、伏線やプロットの糸を長期間きれいに繋ぎ続けられないからだ。


結局、テンプレがAI作品の居場所を作った。

自業自得だよ、君たち。


では次へ。


---


## 第2部:アドバイス


アドバイス文化はどの業界にもある。一般職でも、脚本でも、漫画でも、文化の一部だ。


だが、**Web小説界のアドバイスには聞く価値がないものが多い。**


君たちも、こういうのを聞いたことがあるだろう。

自称プロが、君を「出版」という名の私が呼ぶところの**業界奴隷**へ導くためにな。


* 読者が入りやすいように、馴染みの要素を使え

* 主人公は共感できるようにしろ

* 読者を難しくしすぎるな


くだらない。

大量の戯言だ。


Web小説はスナックじゃない。スナック扱いされるべきでもない。

良い作品を書いても、結局「大多数が求めているのは小さな願望充足だから」という理由で埋もれる。


もちろん、願望充足は上手くやれば強い。『俺だけレベルアップな件』のようにな。

だが大抵は、同じ薄味主人公、同じ薄味の目標――最強になる、ハーレムを作る、その他諸々――で終わる。


「プロ」の言うことを鵜呑みにするな。

あいつらだって最初からプロだったわけじゃない。君の道は、あいつらの道じゃない。

あいつらは妥協した。君は妥協するな。


しかも、あいつらのアドバイスを信じてテンプレを書いて、それでもコンテストで落ちたらどうなる?

**ただの馬鹿**だ。

逆に、アドバイスを無視して落ちたなら、少なくとも自分の意志で負けたと言える。


アドバイス屋の大きな問題は、頭が硬いことだ。テンプレを守ろうとする。

私のように頑固なくせに、私と違って中身がただの凡庸要素まみれだ。


読者は馬鹿じゃない。深い作品だって理解できる。

ただ、テンプレの泥沼があまりに多すぎて、誰も「深い作品を読む理由」を読者に与えてこなかっただけだ。


要するに、次からはその手の助言は無視しろ。

あとで私に感謝するかもしれない。


---


## 第3部:偽りの愛の文化


最近Xで目につくのは、書き手たちの**偽りの愛**だ。君も見たことがあるはずだ。


* 「いいね&RTしてくれたら、あなたの小説読みます!」

* 「ハートとリポストだけして、作品は見もしない」

* 「がんばって!」と言うが、実際には何一つ支えない


その「ナイスコメント」で何ができる?

何もできない、諸君。何もだ。


### なぜ書き手は偽りの愛をやるのか?


理由は三つだ。

君の作品が明らかに酷いから。

見返りが欲しいから。

あるいは単に好みじゃないから。


仮に最後の理由だとして――それが一番多いだろうが――

読まないつもりなのにリポストするのは、私には滑稽にしか見えない。

**自分が読む気もない作品を、なぜ他人が読むと思う?**


君は大物有名人じゃない。これは「優しさ」でも何でもない。

数百、数千のフォロワーがいたところで、大半はスクロールで流す。

よくてブクマが1〜2つ付く。せいぜいそれが上限だ。


書き手という生き物は、本質的には利己的だ。

半端なアドバイス、薄い応援、意味のないリポスト。


君の作品が相手より良くても悪くても関係ない。どちらでも同じだ。


私の主張はこうだ。

応援するなら、ちゃんと応援しろ。

読む。レビューを書く。評価を付ける。必要なら具体的な指摘をする。

「読者がついて来られない」などというテンプレ擁護の常套句で片付けるな。


偽善はもういい。

支えるなら最後まで支えろ。支えないなら最初からするな。


こういう光景も見たことがあるだろう。

「小説読みます」と言われた瞬間、何百人もの書き手が群がる。

だが自分が投稿したら、誰も見向きもしない。


ここで君に言っておく。

誰も聞きたくない暗い真実だが、理解しておけ。


**売れるまで、誰も君に興味なんてない。**

少し閲覧が増えたとか、ちょっと注目されたとか、そんな話じゃない。

**出版されるまで**だ。そこで初めて「無視できない存在」になる。

今の君は“また一人の作者”に過ぎない。そんなものは何百どころか何千といる。


書き手が偽りの愛を振りまくのは、優しくなりたいからじゃない。

**優しく見られたい**からだ。


本当の優しさとは、最初は刺さらなくても作品に賭けて読むことかもしれない。

もちろん義務じゃない。

だが、優しいフリのために偽りの愛を撒くな。君の小さな行動で世界は変わらない。むしろ空虚なだけだ。


結論として、Web小説界は君が思うより暗い。

これから目指す書き手は覚えておけ。

AIが注目を奪い、書き手は作品を殺す助言をし、Xで関わる多くの書き手は友達でも支援者でもファンでもない。


正直、ブロックしたほうがマシだ。

どうせ相手の作品も大したことないだろう。


ではまた次回。

**書き手たちよ、オリジナルであれ。


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