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魔王の法則  作者: ネック
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 世界にはさまざまな驚かされる事がある


 例えば


 トンネルを抜けるとそこは雪国だった


 浦島太郎様が竜宮城から帰ると思った以上に年月が経っていた


 何が言いたいかというと




















 






 謎のゲートを越えると棺おけの中だったw










 


 そして更に悪いことに棺おけにすでに火がついていることだ


 魔界式の故人の見送り方である


 死んだものを魔神イフリートの煉獄炎(れんごくえん)によって燃やすのである


 僕生きてますよ?


 そりゃ確かに数日は魔界とさよならしてたけどさぁ


 というか……














 「あちぃんじゃぼけぇーーーーー」


 純粋な魔力で周りの炎を吹き飛ばす


 《死人が生き返った…… だと》


 「だまれ…… 私は死んでなどいません 眠ってなどおりません」


 《確実に最低でも寝ておったぞ》


 「うるせぇ、というか何故この場にお前しかいないんだ、そして何故ここは火山?」


 魔界式の葬式は普通イフリートの魔力を込めた札によって燃やす


 本体に直接やってもらうのは非常にお金がかかるのだ


 《それは本葬儀だからだ》


 「本葬儀…… だと。そんなべらぼうな金誰が払ったんだ」


 本葬儀 それは魔界で最も金のかかる葬儀方法だといわれている


 直接イフリートに死体を焼き払ってもらう事で俗世の穢れと完全に断ち切ることが出来るといわれているのだ


 その代わりにイフリートが暑苦しすぎる(並みの魔族は近くにいるだけで死ぬ)ので焼くときには人は誰一人としていなくなる


 《魔界中から金を集められたらしい、何でも魔界に残留していた強力な怨霊をお前が払ったからだそうだ》


 余計な事を


 僕はそのせいで死にかけたのだ


 「まぁいい…… とりあえず、飯でも食べに行くか」








 一度死んだ身である、葬儀をされてしまったのは仕方が無い


 でもむかついた


 











 心優しい僕は火山1つを魔法によって消し去る事で許す事にした

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