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「ようやく収まったか……」
覇王様がそう発言する
「うん…… 二人ともボケでも周りがツッコミだから両方ボケでおkってことになった」
「……まぁいい、それで…… 結局何故レイドとやらはそいつに取り憑いていたのだ?」
そんな話もしてたね
すっかり忘れてたよ
「まず…… 俺が死んでからのことについて話そう」
「ふむ」
「冥界に旅立っていたはずの俺は突然魔界に呼び戻された」
「超展開ktkr」
「まぁ…… そうだろうな、詳しく話そう。死んで速攻で魔界から旅立った俺は冥界でブイブイ言わせていた。冥界に住む人々を救うために心無き肉体(ZO★N★BI)を次々と葬り、バイオでハザートだった世界の如く荒れた地を平和に導こうとしていたときの話だ」
「うん…… 冥界の表現の仕方が凄いね」
「ゾンビの大量消滅はあんたの仕業だったのか」
《そういえば一時期》
「「「黙れ外道」」」
「それでだ、そんな生活を送っていると目の前に突然ゲートが現れた」
「それで?」
「入ったら魔界に着いた、それもお前の目の前だ」
「それ突然じゃないよね?自分が原因だよ」
「今思えばお前の中に俺の魔力を残してきちまったのが原因だろう。自分の魔力に引かれてゲートが開いた」
「その後は?」
「あれは確か5年前のことだったな、目の前にいるお前は俺の遺言を無視して魔王領外に侵略した天使どもをフルボッコにしていた。というかカオスゲートで消していた」
「……あの時か」
「その時に俺は思った、こいつを放置してても危険じゃね?と」
「………………」
「そうして俺は戦闘の後にお前に話しかけようとした、だが…… お前は気づかなかった」
「そこで俺は更に考えた、霊体なんだから憑依出来るんじゃね?と」
ちょっと本当にこいつが友人なのかと心配になってきた
「その結果精神面をリンクさせる事ができた、完璧に操作は無理だったが思想を一部変更させることに成功した」
「だが…… 冥界は精神をリンクが出来なくなった、そして憑依霊から背後霊となった」
「で?なんで取り付いてたの?」
「え? 何となく」