表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の法則  作者: ネック
30/49

27

 主人公のキャラが壊れてるのは気のせい……  ではない

 さて…… どうしようか


 あいつが冥界で一番強いなんてことはないだろうし……


 そうだとすればあまりに弱すぎる……


 木の枝があった


 上に投げる







 うん…… まっすぐを指してるし、その通りに進もう


 







 何かが見えた……


 あれは……


 神殿?



 中に入る



 《汝、力を求めるか?》


 「それより魔界に帰らせてください」


 冥界も一種の異世界という噂がある、だとするなら帰る方法もあるはず


 《……汝、力を求めるか?》


 「力?何それ食えるの?」


 個人的には力無さに死んだときは死んだときではないかと思う


 《いやいやいや、普通欲しがるだろ?》


 ふっ…… しょぼいツッコミだ


 「だってさぁ、力があってもこのエキセントリック(本人は意味を理解していない)な世界で何に使うっていうのさ?」


 《世界征服…… とか?》


 「興味なし」


 《お金持ちになれる》


 「黄泉にお金は持ち込めない」


 《ハーレム》


 「よしっ力をくれ」


 はっ…… しまった……


 ついつい本能が勝手に反応してしまった


 《なぜ…… 男は皆そうなんだ?》


 黙れ、男を全指定するんじゃない


 全てがそうではないんだ


 ボクだってちょっと魔が差しただけなんだ


 《そういうことにしておこう……》


 こやつ、こころを読んでいるだと……


 趣味の悪い奴だ、ゴミ、カス、変態、カス、カスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカス


 《もう覗かないから、カス連呼するのやめてもらえないかな?》


 分かればいいのさカスが


 《今言ったね?》


 気のせい、貴様こそ読んでるんじゃないのか?


 《気のせいです》


 はっ…… 痛い人の相手をすると大変だね


 《ぐっ》


 そうして謎の生物(笑)に対するイニシアチブ(会話などにおける優位性)を獲得した

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ