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4世界の文化発展レベル
天界と魔界 ヨーロッパ近代ぐらい
人間界 ヨーロッパ中世ぐらい
地獄界 日本江戸時代初期
はい…… 文化設定は適当です
街とやらについた……
「随分新しげなんだね」
「そうだろ、俺も初めてここに来たときは驚いた。こんな発展した街は天界と魔界にはなかったし、おそらく人間界や地獄界にもないだろうな……」
街には色々な物がある
箱型の角が丸まった直方体の下に円形のものが4個ついていて道を走っている
高い建物が立ち並び、中には山ほどの高さがあるのではないかというものもある
「なにか違和感があるね……」
「初めて見たからだろ」
「そっか……」
「あの店に入ろうぜ」
街の入り口付近にあった店に入る
「ねぇ…… 冥界って一体どんなところなの?」
「見たまんまさ。4世界で死んだ奴らが集まってるから世界が広い、種族も多い、文化の発展がすさまじい、争いは起こらない。多くの奴らが共生してるのに争いが起こらないなんて、まさに俺達の理想とした世界だろ?」
そうだ…… 確かにそう
「そうだね……」
「おいおい浮かない顔してどうした?もしかして争いが起こってほしいのか?」
「いや…… 違うよ」
何だろう…… 何かが……
「さてと…… 俺がいなくなった後、魔界はどうだった?」
「数年後にはそれなりに平和になったよ、少なくとも神族は攻めてこなくなったし」
「そうか」
何故だ……
あいつならまず、何で僕が死んだかとかをしつこく聞いてきただろう……
魔族の寿命は本来は長い なのに……
それなのに何故、そのことを聞かない
それに…… 雰囲気が何処か違う……
たとえ相当な年月が経っていたとしても……
「ねぇ…… レイド…… いや…… お前は誰?」
「何言ってるんだレイル?」
そうか…… これは魔法
それも
魔法の対象が望む幻影を見せる
ヒュプノス
「それなら話は早い…… 消えろ幻影 マジックキャンセル」
「あらら、魔法解かれちゃいましたね。なんで気づいちゃいました?」
「雰囲気……」
「そうですか」
幻影が晴れた場所
そこには荒野と死体の山が広がっていた
うーん…… 冥界編長続きしなさそう