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魔王の法則  作者: ネック
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 主人公よ永遠に~エピローグ・あいつが残していったもの~






 ごめんなさい冗談です、続きはちゃんとあります

 どうする…… 


 カオスによって消されたあいつが戻ってきたという事は、カオスはあいつには大した効果が無いということ


 「どうした?我を倒すんだろ?さっさとやってみろ」


 あれしかないか……


 僕にはそれ以外であいつを倒す方法を知らない


 やるか


 「我、光を制するもの」


 奴が僕を見くびっている今しか使えるチャンスは無い


 「ははは、さすがは雑魚だ。詠唱しなければ魔法が使えないとは……」


 「我、全てを断罪するもの」


 「まさか…… それは…… やめろ、我だけでなくこの娘も悪に染まっている。我を倒すためだけにこの娘も殺す気か?」


 命乞いか…… でも、アリスだけなら自力でどうにかするさ


 「幾千の罪を裁き、全てを消し去る金色の十字架よ」


 「やめろーーーーー」


 「罪人に刑罰を         クリス・クロス」


 断罪の十字架が魂を砕く


 クラウ・ソラスと同型の魔法でありながら、それとは比べ物にならない威力


 それはこの魔法の形態によるものだ


 この魔法は使い手ではなく、世界が善悪を決める


 そして、世界が悪と決めたならば…… 

 

 使い手の魔力だけでなく、世界中に散らばる魔力を使って確実に相手を消し去る…魂ごと


 これは賭けだ、ウォーデンは確実に死ぬ


 アリスは……




 5分5分より少しましというぐらいだろう……


 世界は他者を復讐によって殺そうとするものを認めない


 








 「迷惑かけたな…… レイド。いや…… レイルと呼ぶべきか?」


 アリスか……


 「レイドだ、レイルの名前は捨てた戒めとして……」


 「そうか…… なぁ…… 私は間違っていたか?」


 「間違ってたよ」


 「そうはっきり言うか?」


 「言うよ。あと、魂が消えかけてるね」


 「気づいてたのか」


 「体内の魔力が大気に流れ出てる、それは魔力を制御する魂の力が弱くなってる証」


 「そうか……」


 「さてと……」


 僕は間違ってるかもしれない、あいつに怒られるかもしれない


 それでも……


 「君に未来を与えるよ ライフチェンジ……」


 体が一気に重くなる


 僕はバカなのかもしれない……


 いや…… あいつなら確実にバカというだろう


 それでも……


 目の前で知り合いが死ぬのを許容できなかった……


 「おいっレイド、お前何したんだ……」


 「人間を怨んじゃいけないよ」


 あいつもこんな感覚だったのかな?


 「なんで今更そんな言葉を……」


 


 「おいっレイド、さっきの魔法はお前が過去に友人に使われたって魔法か?」


 ディールもきたのか


 「そうだよ、それからもうそろそろ行かなきゃいけないみたいだから、アリスへの説明よろしくね。状況が分かってないみたいだし」


 「……分かった」


 これで安心して行けるかな


 そして僕は魔界を旅立った

 終わりません 本当です 


 冥界編が始まるだけです

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