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うーん…… ねm(ry
アリスが出奔して1ヶ月にもうすぐで入ろうとするころ……
「女性の成分が少なすぎてムサイね」
「黙れ、仕方が無いだろ。昔から魔王城ってのは普通はこうなんだ。兵士は男ばっかり、よくて魔王かその補佐が女ってぐらいだ」
「さいでっか……」
うーん……
ゲームだったら女戦士を量産するなんて事も可能だけど、所詮はゲームか……
「というかだ、事務仕事お前もやれよ。何俺一人にこの量を任せてるんだよ」
全く…… わがままを言って……
「それ全部補佐の人がする仕事なんだよ」
「嘘付け、本来魔王が直に目を通すはずの書類までここにある」
……仕事の押し付けすぎもアリスが仕事をやめた原因の一つかもしれない
「まぁ…… いいじゃないか。新しい補佐がきたらその仕事からも解放されるよ」
「される気がしないから言ってるんだよ、お前も誰かを連れてるく気配を感じさせないしな」
「よく考えたらね」
「あっ?」
「僕の知り合いって頼みごとをすると何かと面倒な事になる奴しかいないんだよね」
金の亡者とか、戦闘狂とか、マッドサイエンティストとか、寝込みに毎回武器を突きつけてくる奴とか……
金を支払うのも、喧嘩を挑まれるのも、実験台にされるのも、命を狙われるのも全部僕になるという可能性がある
それは避けたい
「ろくな知り合いがいないな」
「そんなこと…… 無い とは言い切れないかもしれない」
「はぁ…… 当分は事務仕事とトレーニングの二束のわらじか」
そんな冗談その他もろもろを交えていたとき
『魔王様、領内の北方面に侵入者です。魔力感知によれば相当レベルの光の魔力を持っていることが確認されています』
強力な光……
神族の侵入かもね……
「すぐに行く。ここに30秒以内に精鋭部隊を集めろ」
『分かりました』
「お前…… ホントに急ぎの時はキャラが変わるな……」
「仕事だからね……」
だが、相当な光の魔力ということは……
他の領にも連絡を取るべきかもね…
「ディール、僕は行く。お前はガルムとレムドの魔王に報告をしておいてくれ」
「分かった」
さて……
嫌な予感がする……
何事も無ければいいけど
ふりがな入れたほうがいいと思う人?
いたら一言ください 入れるようにします