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魔王の法則  作者: ネック
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 うーん…… どんどん次の話の案の思いつくスピードが遅くなってるように感じる……

 ああ…… ついに1年経っちゃったか……


 おそらくアリスとはこれでさよならだろう……


 いや…… 一年もよくやってくれたと感謝するべきなのかもしれない


 


 





 「本日をもって魔王の補佐をやめさせていただきます では」



 非常に簡潔な一言をもって彼女は去っていった



 「見限られたな、魔王さまよぉ」


 「仕方が無いさ…… 僕と彼女はそりが合わなかった。それだけのことだよ……」


 僕と彼女の守りたいものは違った 僕は全てを 彼女は魔族を守りたかったのだから……


 それが大きな亀裂となった


 「まぁそうだな、で、どうするんだ?次の補佐は?」


 「旧友をあたるよ。それでだめならお前でもつなぎで雇っとく」


 「はぁ…… まぁいいが、普通追いかけるだろうよ?」


 「そんなのドラマだけだよ」


 「……そうなのかもな」


 「そうなんだよ」


 


 


 「まぁ…… 魔族達の人間に対する心情の勉強になったってこったな。今日は飲みに行くぞ」


 勉強か…… この魔界にどれだけ人間と和解しようという魔族がいるんだろう……


 「うーん…… 新しく雇うまでの間は補佐がやってた事務処理を君がすることになるね。僕はめんどくさいからしたくないし。上官命令だよ」


 「今日はお前の奢りだ、浴びるほど飲んでやるからな」


 「お好きにどうぞ、その程度では僕の財布に大して影響ないからね」


 せめて一人だけでも僕を あいつの考えを理解してくれる人がいる


 それだけでも十分幸せな事かもしれない……

 ヒロイン(仮)は何処かに旅立ちました


 帰ってきます


 本当ですよ?

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