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五日
掃除当番が回ってきた。斉藤先生も手伝ってくれると言う。
二人分の掃除用具を持ってきて、左右の教室の隅から埃を掃いていく。
掃除をしている間、佐藤先生といろいろな話をした。
彼女は大学での生活や将来の夢について話してくれた。彼女の夢は、いつか自分の学校を持つことだという。
その話を聞いて、俺も自分の夢を話した。俺の夢は、プロのバスケットボール選手になることだと。
彼女は「素敵な夢だね。応援してるよ」と言ってくれた。
その言葉がすっと心に響いた。
掃除が終わると、佐藤先生が「今日はありがとう。おかげで教室がきれいになったよ」と言ってくれた。
俺は「こちらこそ、ありがとうございました」と答えた。
彼女の笑顔がさらに輝いた。
もっと一緒に居たかった。