【愚行】昔書いてた恥ずかしい小説のあらすじ晒す!①
自分のルーツを辿ることは、より自分を深く知ることにつながるのです。そしてそれは、創作の幅を広げてくれる事でしょう!
ここでは幕田がまだうら若き10代の頃に書いた恥ずかしい小説についてポツポツ語っていきます。
file.1 『21世紀かぐや姫』
タイトルからしてもう香ばしい、幕田が高校1年生くらいの頃に初めて書いたラノベ小説です。そこそこ長い話で10万文字くらいあったような気もします。
あらすじはこんな感じ。
恥ずかしいので、テンション高めで書きます。
(すでに、何でこんな羞恥プレイエッセイを好き好んで書き始めたのか、疑問を感じ始めています!)
【あらすじ】
運動も勉強もダメダメな高校生、竹之内笹彦! そんな彼の家に、会ったこともない従姉妹の可愛い女の子「つき」ちゃんが居候することに!?
実は彼女は、月からやってきた月の民の女の子で、住む場所のない彼女は、笹彦の両親を洗脳し従姉妹として彼の家にやってきたのだ!
ひょんな事(?)から可愛い女の子と同棲する事になった童貞少年の笹彦……。そればかりか、彼の周りにはつきちゃんを狙う様々な人達が集まってきて、大騒ぎに!
果たして笹彦の運命やいかに!!
うああああああ……
あああああ……
はい、こんな感じです。
あの頃は電撃文庫全盛期で、友人から色々借りて読んでました。シリアスもあればギャグもあり、これはそれらに影響を受けて書いたドタバタラブコメディ的な小説でした。
オーソドックスな作りにはなりますが、べらぼうな強さの笹彦父や、笹彦の事が気になる幼馴染、つきちゃんを狙うマッドサイエンティスト的な科学部の部長や、つきちゃんを護衛するために月からやってきた男の子などなど、かなり濃い目のサブキャラも揃ってたのが時代を感じる。
しかも後半では、つきが次の『かぐや姫』になるための器であり、彼女の精神を乗っ取ろうとするかぐや姫率いる月の民と、笹彦達との熱いバトル……など、カレーにハンバーグとトンカツとミートソーススパゲッティをぶち込んで、麻婆豆腐の海に沈めたような欲張り作品でした。
そこまで書かないでエタったけど。
当時は一番仲の良かった友人と、互いに小説を見せ合いっこしてました。
友人のお姉さんがイラストが上手で、本作を気に入った(え? どこを?)姉様に笹彦とつきちゃんのイラストを描いてもらったり、今思うとかなり贅沢な体験をしました。
当時の幕田はけっこうラブコメ寄りでした。
そして幕田は、ラノベの小説大賞に応募を決意します。勝算はありません。いまこの場でこんな事を書いてるくらいだから、結果は知っての通りです。
しかし幕田は若かった。
有り余るエネルギーと、妄想力があった。
そして幕田は、あの『シリアスでサスペンスな怪作』を書き上げる!
気が向いたら続きます!