大人はね、『汚い』んだよ……
幕田はたまに、わざと『汚らしい』『雑な』表現をする事がある。
普段は地の文でそこそこ『きれいな表現』を心がけてるが、時々「石ころみたいにどうでもいい友情」だとか「ゴミ屑みたいな絆」だとか「路上にへばりついたガムみたいな愛」だとか、そんな感じのやつを書く。
基本的には登場人物のネガティブな感情を現す情景で使う事が多い。綺麗な言葉に、わざと投げやりな雰囲気の言葉を組み合わせて、登場人物の「やってらんねーぜクソッタレ」みたいな心情を強調しているつもり。
そこに、普段の表現とのギャップが生じて、より読者の記憶に残る事を事を期待しているのだ。
おおっ、なんか久しぶりに創作論みたいな事を書いてるぞ!
幕田のくせに生意気だー!
まぁ、普段の比喩がキレイ系バリキャリOL? だとしたら、夜になるとたまにホス狂い推し活ギャル? に転身するみたいな感じなのだ(え? どゆこと?)
なんだろう、小説文章ってシンプルで難しいけれど、それ故に工夫の余地は色々あるんだろうなと思う。
同じリズムで同じ印象の言葉を並べただけだと、どうしても単調で目が滑るものになってしまう。それがたとえどんなに上手くて丁寧な文章だったとしても。
それをいかに「メリハリのあるもの」に変えていくかが、作者様の腕の見せ所なのかもしれない。
汚くて雑な表現に限らなくても……、ほら漫画の表現で、吹き出しの文字フォントが荒々しかったり、登場人物の輪郭がガシャガシャになってたりすると、迫力を感じたりするじゃん? あんな感じの目を引く一コマを、文章の中で表現していく感じというか。
あ、最近は幕田の中のJKが目覚めたことで、たまに『カワイイ表現』を織り交ぜていく術を身につけたかもしれない。
漫画で言うと、登場人物の顔がデフォルメされる時みたいな感じ? きゃわわ
なんか、取り留めない感じになっちゃったけど、誰かしらの気付きのきっかけなるといいなーと思う。
「はぁ? っざけんなよ! 釈迦に説法じゃボケぇ!」とガチギレ寸前の方がいましたら、本当にすみません、調子こきました。




