【慚愧】昔書いてた恥ずかしい小説のあらすじ晒す!③
長く使われた物は魂が宿るという……
自らの魂に目覚めた『物』達は、物が本来持つ『形相』を高めることができる。ハサミなら「切る」こと、筆ならば「書く」こと(若干間違ってるくさいけどご愛嬌)。
自らの魂を物『共鳴』させ、物の魂を引き出し、『形相』が高められた物達を用いて、敵と戦う人々がこの街には存在した。
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はい、早速二重鉤括弧の連発です。
とっても芳しいですね。
みなさん、ついて来れてますか?
共感性羞恥で死んでないですか?
それでは続きを書いていきます。
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警察官の父を失った高校生二年生の少年、快は、父が残した拳銃を形見として保持しながら(銃刀法!)、鬱屈とした日々を送っていた。
ある日、なんか怪物化した車の化け物に襲われ快は、車体を一刀両断しする名刀?を有した青年(銃刀法!)に助けられ、怪物の正体を知る事になる。
怪物は長く使われて魂をもち、怪物化した『九十九』と呼ばれる存在。九十九は自身の魂を完全に解き放つため『魂の殻を破る力的なやつ』を持つ、ある少女を本能的に狙っている。
青年やその仲間は、九十九からその少女を守ために雇われた護衛らしい。
そして彼らが用いる武器は、少女から『魂の殻を破る的な事』をされ形相(要するにその道具が持つ本質的な性質?)を高めた道具。
そして快は、彼らの戦いに巻き込まれていくこととなる。
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はい、厨二ですね。
スタイリッシュバトルアクション(笑)ですね。
高校生なので許してください。
当時の幕田は、銃器や哲学(倫理の時間にならったの!!)に嵌まる、典型的な厨二病患者でした。
まあそんな感じで、ご察しの通り快は「父親の形見の拳銃」を武器に戦うわけですが、この設定は銃を使う主人公が陥るある「欠点」を補う目的があるのです!
それは『肉体的な特殊能力には上限がないけど、銃器は攻撃力が決まってるから、インフレについていけなくなっちゃう問題!!』
この設定の『物と魂を共鳴させる事で本質的な能力が底上げされる』という設定は、主人公と銃のシンクロ率的なのが上がれば上がるほど、銃の『弾丸を撃ち出す』という能力も高まるわけです。
しかもこの設定にはさらに深みがあります。「自分の魂がこもったもの」と「他人の魂がこもったもの」では、性能にばらつきが生じるのです。
自分の魂であれば安定性は高いが、形相の上昇はイマイチ。反面、他人の魂であれば安定性は低いものの、ハマれば爆発的な形相の上昇が期待できる。
いかにも少年漫画らしいですね。
亡き父の魂と心を通わせ、強敵を次々と撃ち砕く!
燃えますね!
ひゃっほーい!!
おっさんの幕田の中に宿る厨二の炎が燃え上がります。ああ、男ってのはいくつになっても、厨二病なのです。
これは設定だけめちゃくちゃ考えて、いろんなシーンを脳内で考えてましたが、小説には書きませんでした。
受験勉強など現実的な問題が出てきて、幕田自身もラノベよりも文学とかミステリーを読むようになり、設定だけで終わってしまった感じです。
でもこの能力設定、結構気に入ってるんですよ。
誰か面白いストーリーをつけて、少年漫画かなんかにしてくれないかな。もしくは完全にラノベに振り切った幕田が自分で書くか……
以上です。
3回にわたって書いてきた「昔書いた恥ずかしい小説のあらすじ晒す!」シリーズですが、この辺で打ち止めとなります。他にも設定だけは色々考えましたが、それはまた機会があれば。
このあと大学に行った幕田が久しぶりに書いた短編が、一応なろうにも投稿している「このバス人生経由」とか「神社での七日間」です。
いやぁ、昔の小説って、恥ずかしいけど勢いがあって、ある意味面白い!
あー、皆さんが昔書いた恥ずかしい小説のあらすじも知りたいなぁ……(チラッ)
それでは。




