マナ喰らいとは
【マナ喰らい】
文字通り、マナを食べ続けるだけの謎の存在。黒い煙のような姿をしている。マナの固まりである精霊にとっては、天敵である。一説には、世界の滅びを願う思いから生まれたと、言われている。
一定量のマナを喰らうと姿を消し、しばらくすると一回り大きくなって現れるを、繰り返して成長していく。喰らうマナに区別はなく、器物、生命、精霊、世界に漂うマナ、全てが対象である。
ただ、微細なサイズや小型のときは、主に器物や昆虫、小動物などを喰らう、大きくなるに連れて生き物が主体になり、最後はその地帯マナそのものを喰らうようになる。
また、マナ喰らいにとってマナ玉は、ご馳走である。
切り裂くと分裂し、サイズにあわせて弱体化する。喰らうマナの量も減る。
対処の方法は、マナ喰らいが必要とする量のマナを超えて喰わせる事。わずかでも超えれば内側から崩壊する。
大きく育ったものに対しては、細かく切り裂いてから、分裂したものをつぶしていく。
マナの操作が必須のため、魔法使いや精霊使い、そして精霊自身でなければ倒せない。
しかし、漂うマナを喰らうまでに成長してしまうと、人や精霊の手にはおえなくなるので、石の一族がかり出される。
人や精霊が倒せるサイズまで細かく切り裂いて分裂させても、全てを倒せない上に、取りこぼした分だけ増えてしまう状況になってしまうためである。だからといって、石の一族も自分達だけで解決しようとする事はなく、その地に住む精霊や魔法使いや精霊使いと協力する。
(石の一族にとって)容易に対処出来るサイズに切り裂く際に発生する細かい欠片になったモノや、精霊や魔法使いや精霊使いで切り裂いて対処出来るサイズを任せるなどしている。
石の一族の体は、無機質の物質をマナで形成しているので、大量にマナが消費されるマナ喰らいへの対応を行うと、もれなく体の欠損が発生する。そのため、協力者の魔法使いや精霊使いに、トラウマを残す事が多々あるらしい。